→豪快な早弾きに酔いしれる
こんな風に早く弾きたいのに・・・
早く弾こうとすると
弦に引っかかるし
指が追いつかない!!
一体何がダメなんだろうか?
こんな悩みを解決します。
この記事の内容
・早弾きができない理由と原因を解説
・早弾きが弾けるようになる具体的な練習方法
ギターで早弾きができない人の4つの特徴
憧れのギタリストのような早弾きが弾きたくてギターを始めてみた…という人も多いと思う。
早弾きがいつまで経っても出来ない人は以下の4つのことが原因として考えられる。
早弾きができない人の原因
- そもそも早いテンポに体が慣れていない
- 左手と右手が噛み合っていない
- ちょっと早く弾けた途端、練習に妥協してしまう
- 早く弾こうという意識が先行しすぎて余計弾けない
これらを具体的に解説していきます!
速弾きできないその1:そもそも早いテンポに体が慣れていない
早弾きが出来ないパターンとし多いのは左手か右手、どちらかがスピードに追いついていない。
これがもっとも多い原因です。
早弾きを練習するとき、最初はテンポをゆっくりにして練習しますよね?で、だんだんテンポを上げていって・・・という感じで。
そもそもこれだけじゃダメなんです。
(ソロのフレーズを覚えるときは、この練習方法でもOK。)
そういう練習をしても、実際の曲を流してそれに合わせて一生懸命弾こうとしてもすぐに弾けません。なぜかというと両手の筋肉がまだ速弾きのスピードに慣れていないからです。
要するに、ゆっくりのテンポで練習=体に負荷をかけない状態で練習してるワケ。
よし!ゆっくりテンポでフレーズ覚えた!
実際に早弾きしてみよう!
・・・って弾いてみたって、早弾きのテンポに体が慣れていないから弾けないんですよ。
ギターって実は筋肉楽器なのです。
野球やサッカーと同じ!
ギターを弾き始めると過去に使ったことがない筋肉を多数使うワケです。
逆にいえば「何年も昔に弾きまくった曲」って、何年ぶりかに弾き始めても意外と手が覚えてたりするんですよね!
それは「筋肉が記憶しているから」なんですよ。
ギターを弾いて使う筋肉は以下。
- 特にピッキング側の手、つまり右手。(サウスポーは左手ね)
- 右手の手首〜肘にかけての筋肉です。
何時間もギターを弾いていると、ここが死ぬほど疲れます。
右手首〜肘の筋肉の鍛え方
あなたがオルタネイトピッキングで弾けるMAXのテンポ(BPM)を各弦で弾き続けるのが遠回りに見えて一番早いです!
例)BPM=168がオルタネイトでキレイに弾ける限界の速さ。
そしたらBPM168をクリックアプリなんかで鳴らしながら・・・
6弦で16分音符を2~3分。
5弦で・・・
4弦で・・・
という具合に、それぞれの弦でひたすらオルタネイトピッキングを筋トレのごとくコツコツ弾きましょう!
特別な方法は無いです!
この練習方法でガッツリ弾いていけば勝手に筋肉が鍛えられていきます。
早いテンポに慣れるための練習方法
あえていきなりテンポを早くして練習してみよう!
どういうことかというと・・・?
- あなたが弾きたいソロが仮にBPM160だったとする。
- そしたら、180とか190とか、原曲のテンポよりも早いテンポで早弾きを練習してみましょう。
すると、以下のとおりの現象が起きます。
- 最初はまともにオルタネイトが弾けない、指もほとんどロクに動かない。
- しかし日を追うごとに、だんだん左手も右手もBPM180や190に慣れてくる。
- で、原曲を聴いて練習するとあら不思議、ものすごく遅く感じます。
これ実は、かなり高速な速弾きギタリストがよくやる練習方法です。
僕自身も同じ経験をしていて、高校生の頃X JAPANをひたすらコピーしまくっていた時期があったんです。
で・・・あるとき友達からCoccoというアーティストのコピーバンドに誘われたんです。
そのとき譜面を見ながら練習したときの感想が「16分音符が8分音符に聞こえる」という…。
つまり、X JAPANのスピードの8分音符がCoccoの曲では16分音符くらいにテンポが違ったということ。
これはオーバーな例かもしれないけど、もう…1曲通してゆっくりのテンポで練習しているような感覚でした。笑
その2:左手と右手がシンクロできていない
ちなみに左手と右手なら、左手の方がパタパタ動きやすいです。
で・・・だ!
左手をいい感じでパタパタ動かして、右手を可能な限り早くピッキングする。
これをやると、実はかなりそれっぽく聞こえる。
特にギターの音を歪ませた状態で弾くと、プロ並みに早く弾けてる感が出る。
あとあとこれを録音してしっかり聴いてみると、
「誰だこのギター??」
「ヘタすぎるだろwww」
といった、情けない音が鳴り続けているので
一度実践してみてほしい。
左手に右手を合わせて早弾きする解決方法
- 練習するときは歪ませない
- 右手のスピードに左手を合わせる
(右手のスピードが早弾きのスピードになるから) - 右手のスピードに左手が追いつけるBPM(テンポね)で指や手首が疲れてくるまでグッと耐えて練習。
これ、1つ目の「テンポに慣れていない」という部分と少々矛盾します。
というのも、右手と左手のタイミングの合わせは早弾きに限った話じゃないんです。
だから、これはこれで練習方法の1つとして取り入れてくださいな。
基本的には体がテンポに慣れることの方が重要です。
その3:弾けたと思って妥協したまま放置
これ、結構多い!
っていうか、高校生時代X KAPANをコピーしていた僕なんかまさにコレ!!!
家でイカした歪みでギターソロを早弾きして、弾けてる感になってるパターンです。
エフェクターでガンガンに歪んだ状態で速弾きを弾きと、かなり「弾けてる感」が出るんです。
この状態で音源と合わせて弾いてみると、びっくりするくらい弾けた気になるんですよ。
なんなら、本物の早弾きも一緒に鳴っているからなおさら早く弾けた感がすごい。
で・・・そこで終わっちゃう人。
これは絶対に今のうちから脱しておこう。
なぜかというと、いずれ速弾きの練習だけの時間がなくなっていくから。
これは僕の実際の経験談だけど・・・
バンドを組んで活動していくと色々な知識やテクニックを覚えるようになる。
つまり次から次へと新しい知識、テクニックに時間が割かれる。
そうなると、「速弾き」というテクニックは一旦「すでに習得済み」という状況になってしまうんです。
要は、少しかじった程度で様々なテクニックに触れてしまって、速弾きに限らずハンマリングやプリングなんかも「できて当たり前」の状況下に自分を置くハメに。。。
その状況を放置して何年もバンド活動をしていくと、速弾きがヘタなギタリストというポジションを獲得することになる。
ここから脱するのは余計に時間を取られてしまいます!
もう一度練習方法を書いておくと・・・
- 練習するときは歪ませない
- 右手のスピードに左手を合わせる
(右手のスピードが早弾きのスピードになるから) - 右手のスピードに左手が追いつけるBPM(テンポね)で指や手首が疲れてくるまでグッと耐えて練習。
右手と左手がジャストで動くように何回も弾き続けましょう!
テクニックはなるべく完璧にマスターしておきましょう!
これ、ギタリストあるあるとして補足しておきます。
色んなテクニックを40%くらいできるようになって、バンドが順調に進んでくるとレコーディングが待っています。
ここで本当につまづきます。
あなたのギター録音が終わるまでレコーディングが終われないという本当にシャレにならない事態が起きる。
だから、色々40%くらいのまま活動していってしまうと、必ずいつかとんでもなく大きいツケが回ってきます。
その4:本番で焦って手が動かないメンタル
(あ、そろそろギターソロだ!)
(大丈夫かな・・・)
(あーーキタキタ!!)
(よし!練習した速弾きだ・・・!)
こんな感じでライブで緊張していると、「ギターを速く弾かなくちゃ!」っていう思考にとらわれます。
そうすると、体がめちゃくちゃ焦る!!笑
焦ってものすごいスピードで早弾きをしようとしてしまう。
これやっちゃうと、左手が動く限界以上に右手が早く動いちゃう。
「ぺwjぎじkljkrhrhkろwぴえおpgwm;・・・」
こんな音になります。
ここまで読んでくれたあなたは、もうわかってきたかもしれないけど右手と左手がいかに噛み合うかが重要ってことです。
具体的な練習方法まとめ
とにかく、近道なんかないよってこと。
そのかわり、やったらやった分だけ上達するんです。
その方法が教える人によって違うから、世の中オモシロイってことですね!
①早弾き用の筋肉をつけるため、まずは高速BPMに体を慣れさせる
次に解説するけど、
ほとんどのギター講師は「まずはゆっくりのテンポで、だんだんテンポを速めて・・・」
って教えてくれるはずです。
もちろんこれでもいずれは早弾きができますが、成長がビビるほど遅いです。
なぜかというと、冒頭でも言ったとおり「筋肉が早弾きに対応しきれていない」からです。
筋肉が早弾きに慣れるまでは、基本的には早弾きはできません。
なので・・・
- 例えば左手は2弦15〜17フレットあたり
- テンポは190くらい
- その状態で右手をゴリゴリにオルタネイトピッキング!
こういう練習を定期的にやりましょう!
②フレーズはテンポを半分以下に落としてちゃんと弾いて覚える
①と真逆なことをいうからまた混乱しがちですが、「フレーズを覚える」ためにはスローテンポで弾くことはめっちゃ大事。
遅いテンポで弾けもしないのに、早いテンポで鳴らせるわけがないんです。
BPM(テンポの数値のことね)が170のリズムで早弾きするんなら、BPM100あたりでゆ〜〜っくり速弾きフレーズを弾くこと。
それによって、早弾きが弾けない特徴でも紹介した「左手と右手をシンクロ」させることができます!
要は・・・
左手と右手のリズムが一致してるから、
押さえて(左指)鳴らす!(右指)
次の指を押さえて(左指)、鳴らす!(右指)
これがちゃんとシンクロしてないと、、、
押さえて(左指)鳴らす!(右指)
次の指を押さえる前に、鳴らす!(右指)その後わずかな差で左指が押さえてしまって、
トゥルルっ
って、本来2音しか鳴らないはずなのに、微妙なタイミングでハンマリングやプリングが入ってしまって、
余計な音がなって3音になってしまうという、、。
③、①と②の練習を欠かさずやり定期的に休む
さっきも言った通り、①と②は実は真逆のことを言ってます。
- ①の練習は体に早いテンポを覚えさせる、慣れさせる練習。
- ②の練習は実際の速弾きフレーズそのものを覚えるための練習です。
ほとんどの場合は②だけをやってしまうということです!
①の「体がテンポに慣れた」からといって、②のフレーズがちゃんと弾けなかったら指を正確に動かせない。
逆に②のフレーズがバッチリ弾けてもテンポが速いと途端に弾けなくなる=テンポが早くなった途端右手と左手がシンクロできなくなる。
なので・・・
- 高速テンポに慣れる
- フレーズを手に馴染ませる
- 高速テンポで練習中に、ちょいちょいソロフレーズを入れてみる
- まったく弾けないようならフレーズを再度ゆっくりめのBPMで復習
こんな感じの流れで弾いてみてください。
で・・・
ガッツリ弾いたら数日休んでください。
これが超絶大事!!
なぜなら速弾きを体に覚えさせるってのは筋トレと同じことなので、筋肉をつけるには「休ませる」が大事ですよね??これはギターも一緒なんです。
手が取れるんじゃないか?ってくらい練習して、2〜3日はまったくギターに触らない。
このくらいメリハリがあっていいですよ!
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