ライブでガチガチに緊張した人の音は、やっぱりどこか弱気です。
これ、一番いい例えがレジ打ちバイト。
あなたがお買い物をします。
買い物カゴにたくさん商品を入れてレジに持っていきました。
しかしレジを担当した人が、「研修中」の札を付けた新人さんだった。
残念なことに教育係の先輩もその場にいない。
しかたなく新人さんは恐る恐るあなたの大量の商品をレジ打ちし始めます。
新人さん「い、以上18点で3294円になります。。。」
あなた「本当に全部打った?ってか、多く打ったりしてない?大丈夫か??」
こういう不安が必ずありませんか?
実はギターもコレとまったく同じ事象が起きますよ!っていう話です。
ギターはテンション高く弾け!
ギターも、触ってるだけで楽しい時っていうのは、自然と指もスムーズに動くんです。
でも、「弾かなきゃ」とか「あぁ、今日もレッスンだ」みたいなテンションで弾く時は、びっくりするくらい弾いているものが覚えられないし、良い音が出ません。
以下を覚えておいてください!
弾きたくないなと思ったときは無理して弾かなくて大丈夫です。
なぜなら、ギターって結構長いこと弾かなくても「体の筋肉が覚えている」という楽器だからです。
よく例に出すんだけど、スキーって一般人からしたら冬休みに旅行がてらスキーに行くでしょう?
ってことは、普通は年に1回その旅行の時しかスキーしないということになる。
そこでハの字で滑る方法を覚えて、翌日足が筋肉痛になって…みたいなことになる。
そして来年もスキーに行こう!ってなった時、なぜかその時にはハの字で滑れるところからスタートします。
これって「ハの字で滑るための筋肉がついたから」なんです。
実はギターも一緒。
Fのコードを押さえられるようになったとしたら、たぶん1年以上ギターを弾かなくてもふとした瞬間ギターを触った時、ごく自然にFコードを押さえられていますよ。マジです。
弾きたいと思ったらヘタでもいいから弾きまくろう!
テンションが最高潮でギター弾きたいぜ!
って思ったら、もう何も考えずに弾きまくってください。
さっきから同じフレーズを何回弾いてんだ?でもいいし、
コード1つしか知らない・押さえられないなら、そのコードだけ弾き続けてもいい。
弾きまくってるうちに、ちょっとずつストロークの方でアレンジをしようとし始めるタイミングが来るから。
こういうちょっとしたところが上達するヒントになるので。
僕の中で「ギターは練習してはならない」というポリシーがある。
これは「練習と思って弾くなら、それはやる必要は無い」ということです。
ほんと、びっくりするくらい身につきません。
これは何においても同じ。
仕事も「やりたくない仕事、楽しくない仕事」ってあるでしょう?
これ、原因は様々あるけど、要するにその仕事が心の底から性に合わないワケ。
あとは、人間関係が築けていないとか、
やったことに対しての対価がおかしいとか。
こういう原因があると、仕事もやってらんなくなりますよね?
よくある手垢の着いた言葉かもしれませんが、
『音楽は音を楽しむ』わけですね。
まったくその通りなのです。
それこそが、テンション、気持ちですよね。
それによって音もテクニックも、格段に変わってきます。
楽しめないときは無理して弾かない方がいいくらいです。
僕がミーハーだったゆえにギターが上達した話
詳しくはこちらのプロフィールで話していますが、
「アユム」という友人によってLUNA SEAやXのコピーを始めたんです。
ここで初めて「ギターの鳴る音楽」に興味を持ち始めました。
いうなれば「ロックサウンド」ですな。
で・・だ!
XやLUNA SEAのライブビデオなんかも見るようになって、だんだんギタリストという立ち位置に自分を照らし合わせたりするようになります。
逆に、アユムからロックバンドを教えてもらう前までは小室哲哉プロデュースの曲が大好きだったんです。
(というか、耳に入りやすい心地よい音楽が、小室さんの曲しか知らない、という方が正解かも)
で、その頃の小室さんて、TMというよりはプロデューサーだったので、裏方の人間という印象。
しかしヒットを連発し、所々でPVなんかに顔を出す、あの感じがとてもカッコよく見えてたんですよ。
そうなると、自分が作曲してたりギターを弾いてたりする時って、その場面場面をそういう憧れの人間をイメージしまくります。
作曲中は自分が小室さんになりきっちゃったり、
ギターを弾いているときは、バンドすら組んだことないのに、XやLUNA SEAになり切っちゃってギターを弾いてるワケw
頭の中では、カンペキにイメージが仕上がってるんですよ、そういう時は。
でも、今思えばそれがめちゃめちゃ大事だったんだなと思います。
そうやってテンションが上っていると、自然と上達速度って上がるんです。
なぜなら「ギターに触れる回数が増える」ことと「探究心が生まれるから」です。
要は、より完璧に自分が憧れているアーティストそっくり真似たい!と思うと、弾いているフレーズはもちろん、それが動きながら弾けるように頑張ったりするわけ。
そうすると、いざライブ!ってなった時には突っ立って弾く…みたいなカッコ悪いギターじゃなくて、ちゃんとカッコよくステージングしながらギターが弾けちゃうんですよね。
まとめ
ギターって、結局のところ楽器なんですよ。
人間によって作り出された音楽の表現ツールに過ぎないわけ。
だから、その「人間」の状態によって「楽器の操作」も変わってくるってことですよ。
イライラしている時に部屋のドアを「バンッ!」て閉めたりする。
当然勢いよくドアが締まればその音は「あ、あいつ怒ってんな〜」ということを伝えてくれます。
それと一緒。
ライブなんて、冗談抜きでモロに出ます。
その人のその時のテンションが。
そういうのって、自然と観客には伝わってきてしまうのがオモシロイ。
ではでは!
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