メジャーデビューした人気アーティストみたいな人達のようになりたい。
しかしメジャーデビューしたら本当に売れるの?
一部の人の話ではメジャーデビューしてもバイトしてる人がほとんどだよなんで言ってる。
メジャーデビューの実態はどんなもんなの??
こういった疑問に答えます。
本記事ではメジャーデビューがどういうものなのか?
また、メジャーデビューすることでどうやってお金が入るのか?
その真実をお話します。
結論:あなたがメジャーデビューしてもまったく稼げません。
なぜかというと、バンドや個人ですでに売れていないと稼げる仕組みではないからです。
具体的には以下の通り。
- 時代が変わったこと。
→CD全盛期の「音楽は販売」という時代から「音楽は共有」という時代に変わりました。 - 音源で稼ぎにくくなったため、音楽業界は「すでに売れている人間」だけを選ぶようになりました。
- 新型コロナウイルスのおかげでこの流れが加速。
※これらはそれぞれ後述します。
そもそも、なぜメジャーデビューという言葉が今もなおミュージシャンたちの憧れの言葉になっているのか?
ここから説明する必要がある。
メジャーデビューは「CDを販売するため」に必要だった流れです。
メジャーデビューの「メジャー」はCDの流通が、名前の通りメジャーな流通で販売されることを指す。
メジャーな流通って?
これは、日本レコード協会に加入しているレコード会社からCDを発売すれば、売れていようが売れていまいが、メジャーデビューという形式になる。
avexやソニーレコードなんかがこれに当たりますね。
つまり、人気者になること=メジャーデビューみたいに間違った意味合いで使われてしまっているということ。
今のご時世考えてみればわかるが、今のCDは昔のカセットテープのような価値に変わってきている。
言い換えれば「世の中に必要とされていないモノ」と言っても過言ではないということ。
昔のCD全盛期だった頃
- 1980年代はカセットテープが主流だった。
- 1990年代からCDが圧倒的なシェアを誇った。
- その間、MDなんかも出てきた。
- 比較的MDやカセットテープは個人で自作が可能だった。
- CDは雲の上の存在だった
そのため僕らバンドマンは、自分たちの曲がCDになることでめちゃくちゃ箔がつく存在になった。
さらに、そんなCDを全国流通で販売されるとなると、もう人気アーティストの仲間入りだった。
これがメジャーデビューという名前がすごく感じる由来だ。
当時は…ですけどね。
今の時代で例えるなら、自分たちの曲を発表するたびにYouTubeで500万回再生されている…みたいな感じですよ。
夢の言葉「印税」もまさかの1%という現実
聞いたことがあるかもしれないが、メジャーデビューしたところでCDの売り上げのほんのわずかなお金しかあなたには入ってこない。
歌唱印税、作曲者印税、編曲者印税、色々楽曲に関わることで配分が細かく増える等はあるんだけど、ここでは省略する。
少なく見積もってわかりやすく話すなら、普通のバンドメンバーがCDの売り上げからいくらもらえるか?
1%です。
いいですか?
気はたしかですか?
消費税の方がデカイのよ?
どういうことかというと、あなたのCDが10,000枚売れても、あなたに入るお金は100円だ。
厳密には1%ではない。2%とか3%とかのパターンもあるんだけど、わかりやすく残酷に(笑)
さらに今、CDが10,000枚売れることは奇跡に近い。
というか、無理だ。
握手券のオマケでCDを渡している某アイドルグループのクズ商法を用いる場合に限り、この数字は可能。
1000枚の1%って・・・10円だよ!?ww
よーーーく考えてほしい。
これ…メジャーデビューする意味あるか??
ないだろ。。
メジャーデビューして毎月のバイト代分稼ぐために必要なCD販売枚数を計算してみた
ちなみにメジャーデビューして、バイトを辞め、今までのバイトの給料と同じ分だけ音楽で稼ぐためには・・・?
結論から先に言うと、不可能だ。(笑)
だから「メジャーデビュー=ミュージシャン」ではないのだよ。
仮にバイト代と同じく平均20万円だとしよう。
- あなたのバンドが5人編成だとする。
- 全員毎月20万円もらうと仮定する。
5人×20万円=100万円
※100万円が印税の1%として必要な金額だからね?
じゃあ100万が1%なら100%は?
100万×100=1億。
一枚1,000円のシングルCDなら10万枚売らなければならない。
これだけでもハードルが高い。
しかもここからが重要。よく聞いて欲しい。
“毎月”10万枚売らなければ、
あなたは毎月20万円を得ることはできないということ。
年間10万枚じゃダメ。
メジャーデビューして生活することがいかに無謀かがよくわかったと思う。
・・・と、こっちの欲求の方が強いんじゃなかろうか?
これについてお話ししていきたい。
レコード会社が売り出すミュージシャンはもともと売れている
ミュージシャン=音楽で生計を立てている人とする。
メジャーデビューして、たくさんの後ろ盾で東京ドームや武道館で何万人の前でライブをしているミュージシャン。
じゃあ彼らは、メジャーデビューしたことがきっかけで何万人のファンを獲得したのか?
実は違う。
すでに人気で売れているからレコード会社がメジャー契約を結ばせてもらった。
・・・という逆カラクリなのだ。
わかります??
こういうバンドはメジャーデビューのお誘いがくる
例えば僕のバンド、AYA SEA。
この画像はついこないだやったライブです。
フツーにお客さんパンパンです。
このように、インディーズで普通にお客さんが入っていて明らかにチケット代だけでも利益が取れる。
また、グッズやファンクラブなど、他のキャッシュポイントでもちゃんと利益が出ているバンド。
こういうバンドと契約を結んだら、利益が出るのは目に見えてますよね?
こういうバンドだけを厳選して、メジャー契約をするワケ。
そうすれば、チケットが売れる算段がつくから、仮に武道館でライブをやるとしても実現できるワケ。
要するに、「売れる!」と予想するのではなく「もう売れているからいける!」という現状確認でメジャーデビューしてもらっているということだ。
こういうバンドは絶対にメジャーデビューできない(しなくていいんだけどねw)
一方、例えばこんなライブばかりのバンド。
このように、ライブやってもお客さんがゼロに近いバンド。
どう考えても利益が出ないのは容易に想像がつく。
どれだけ曲が良くても、どれだけカッコ良くても、利益にならなきゃレコード会社は契約しません。
だからあなたが、
こう思っても、メジャーデビューしたからといって何万人の前でライブなんて一生できません。
つまり武道館や東京ドームでライブがやれるのは、レコード会社のバックアップなんかではなく、そのミュージシャン自体が強いからできるワケだ。
じゃあ個人で売れるために具体的に何をするべきか?
もう一度。
あなたは「メジャーデビューした人気アーティストみたいな人達」みたいになりたいはず。
そして、そうなるための方法を知りたい!と思ってこの記事を読んでくれているはず。
つまり人気なミュージシャンで、自分たちの音楽だけで生計を立てている状態になるための方法を解説していきます。
音楽での収益を10倍にする方法
これは“メジャーデビューしないこと”です。
言い換えると、自分たちで全てやりきることです。
メジャー契約してしまうと、上述した通り取り分が1%という悲惨なことになります。
しかも今のご時世にCDを作らされます。
仮にあなたがCDをプレス販売してしまったとしよう。
もちろん費用もあなた持ちだが、売り上げは全部あなたのものだ。
たったこれだけで利益が1%ではなく100%になる。
日本全国、世界中にあなたのファンを作る方法
これは言うまでもなくインターネットを使うこと。
YouTubeもそう、SNSもそう。
(例えば海外でもっとも多く使われているSNSはFacebook。)
Twitterは全世界共通ともいえる。
トランプ大統領ですら使ってたんだから(笑)
このネット媒体をきちんと攻略することで全国の人間にあなたというミュージシャンを知らせることが可能だ。
使っててもファンが増えないから困っているのよ!!!怒
って思ったことだろう。
単にYouTubeでライブ映像を流したり、SNSでライブ告知だけ投稿してたってダメなのです。
これじゃ他のライバルと同じ。
どうするかというと「ちゃんと売れるための仕組み」=マーケティングと呼ばれるが、コレをしっかり学んでいく必要がある。
“マーケティング”を学ぶだけでネットでファン集めは容易になる!
- インターネットはあなたのミュージシャンとしての情報を発信する“場所”なのだ。
- その“場所”であなたを見かけた“人”をつかまえないといけないワケ。
- で、今度はつかまえた人に、あなたをより好きになってもらうために“戦略”を練らなきゃならない。
これがマーケティングです。
ほとんどの人は、上記の「1」しかやっていないんです。
2、3をきちんと教えられる人はレコード会社ではありません。
プロダクションすら教えられません。
どこも揃ってCD世代の脳みそだからです。
僕はネットを使ったリストマーケティングを学んだので教えることができます。
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まとめ
いかがだっただろうか?
- メジャーデビューという言葉は憧れではない
- 今の時代、音楽で生計を立てるためには自分たちですべてをやり抜く
- その方法はインターネットを使って自分の力で地道にファンを獲得する。
集客は決して楽ではない。
ファンを集めるのは本当に大変。
でも・・・
お笑い芸人を見てみよう。
芸歴何年の人がいる?
余裕で10年を超えている芸人さん、圧倒的に多くないですか??
エンタメという括りでは、ミュージシャンもお笑い芸人も同じ。
なのになぜかミュージシャンは諦めるまでの年月が早すぎる。
たぶん、この記事を読んだあなたが芸人のごとく地道に頑張り続ければ、100%に近い確率で大量のファンを獲得することなんて容易だと僕は思う。
1990年代、インターネットがなかった時代、僕らミュージシャンは日本全国はおろか、県境ですら自分たちを広めることは極めて困難だった。
そのためにはテレビや雑誌、ラジオに出演させてもらうしか手段がなかったからだ。
だからこそ、レコード会社という大きな力に頼るしかなかった。
だからみんながみんな「メジャーデビュー」という言葉に夢を抱きまくったのだ。
しかし今は、完全に変わった。180度変わってしまった。
インターネットで地球の裏側の人間とも数秒でコンタクトが取れる。
メジャーデビューといったもはや「運」に頼らないで、自らの力でマーケティングを駆使して、純粋な音楽を純粋な形で届けて欲しい。
ではでは!
追記:もっと知りたい人へ
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