こんにちは、らいぞうです。
もしかしたらあなたは
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・・・こんな願望を持っているかもしれない。
そして、
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・・・こんな感じの悩みを少しでも抱えているかもしれない。
なぜなら僕自身も、
過去に同じ悩みを持っていたからです。
正直、そのときの僕が欲しかった情報を「バンドプレス」で記事にしていければいいなと思ってブログを運営し始めたのがきっかけです。
さて・・・
これから僕がどうやって今のスタイルである「ブロガー」「音楽で生計」という人生になったのかを、「らいぞう」という一人の男のストーリーを通じて解説します。
読んで共感してくれたらうれしいです。
高校卒業後の18歳、僕は音楽で飯を食うと誓う。
僕は高校3年の冬、12月26日。
「生まれて初めてのライブ」をやった。
その衝撃を忘れられず、バンドで食っていこうと決意する。
右も左も分からないまま、
大してまともなバンドも組めないまま20代に突入。
ここから本格的に「バンドをやりながらアルバイト」という、ただの「フリーター」同然の生活を送ることになる。
朝7時半に起床。
朝飯は食べず歯を磨き顔を洗い、着回されたシャツとパーカーに袖を通し、職場でそのまま使える黒のズボンを履く。
朝が弱いのに寝不足気味、朝飯抜きといったコンボで二度寝の誘惑にギリ勝ちつつ家を出る。
フラフラ歩いて駅前のコンビニでコーヒーを買い、喫煙所で一服をしてから電車に乗る。
8時40分頃バイト先の駅に到着し、もう一度喫煙所で一服。
職場に着いて制服に袖を通し、タイムカードを打刻し、勤務開始。
休憩中にスマホでバンドのSNSやYouTube、Amazonで新しい楽器や機材を物色しながら食事。
18時にバイトが終わり、バンド活動が何もない日は駅前をフラフラし、楽器屋を見たり本屋で音楽雑誌を立ち読みしたり、たまにパチンコ屋に寄ったり、なんとなく時間を潰して21時頃に帰宅。
帰りのコンビニで買った弁当を食べ、シャワーを浴び、大して反応のないSNSをチェックして眠りにつく。
そんなバイトの中、週1回バイト終わりの20時から3時間スタジオがある。
それが毎週の楽しみである。
その日だけは重たいギターと機材の箱を持って、電車に乗り、出勤する。
重い荷物を持って普段の通勤ラッシュの電車に乗ることで、「自分は他とは違う、俺はバンドマンとして生きているんだ」という実感が保たれていた気がする。
そして毎月ライブを定期的に出演しているものの、お客さんはほとんどいなくて毎回チケットノルマを払い、メンバー同士でその日の反省会を込めた打ち上げがある。
その翌日、眠い目をこすりながらも変わらず朝9時のバイトに出勤。
こんな毎日を繰り返していた。
給料が入ったはずなのに・・・
口座残高を見て、僕は絶望した。
毎月毎月大してバンド生活も変わらないまま週6でバイト。
ほとんど毎日動き回っているので毎日がかなり充実はしている。
自分なりに音楽とバイトを両立し、頑張っているつもりだった。
しかし、
バンドや浪費で毎月給料日直前になると、ほとんど手持ちのお金がない。
毎回毎回25日の給料日が待ち遠しかった。
そうやって聞くと
バンド活動としては端から見れば
忙しくて順調そのものに見えて聞こえはいい。
バイトの同僚も社員さんも
「バイトもバンドも一生懸命ですごい」と褒めてくれる。
しかし僕の心はちがう。
ライブ2連チャンといったって
別にファンがたくさんいるステージじゃない。
ほとんど0人に近いような客席。
客席にいるのは隅っこで申し訳なさそうにライブを見ている身内のお客さんが1,2人。
加えて対バンのメンバーが客席で僕らのステージを見ながら時間つぶしをしている。
そんなライブを終えて、
精算時、ライブハウスからそれっぽくアドバイスされ、
メンバー一同なんとなく軌道に乗ってる気になる。
しかしチケットノルマほぼ全額をメンバーで割り勘。
帰りの打ち上げで
「来月こそは動員を増やしまくろう」
なんて話しているものの解決策は別にない。
なんとなくやり切った気になって自宅に帰るのは3時とか4時。
そしてまた朝からバイト。
そんなライブを繰り返したんだ。
毎月同様、
金も底をつきている中、ようやく待ちに待った25日給料日。
ソッコーで残高を確認し、最低限のお金1〜2万円だけ引き出して27日の諸々の引き落としを待つ。
そして27日。
クレジットや楽器、車のローン、
家賃光熱費などの引き落としが完了し、残高を見てみると
「25,430円」
・・・言葉を失った。
「え??」
「あんな頑張ったのにあと1ヶ月まるまる3万以下で過ごすの??」
「こんな生活また来月も送るの??
いつバイトを辞められるんだ?
バンドは毎回赤字。黒字にすることなんかできるのか??」
給料の残高を見て我に返った。
こんなのただのフリーターじゃん。。
バンドマンとは肩書だけで何も進展してないじゃないか。
かれこれ変わらない生活を5年以上送ってるぞ??
ライブ=出費でしかない状況に
正直「来月はライブがなければいいのに」
なんて思ってしまう。
もう完全に心が本末転倒していた。
このままじゃ本当にヤバイ。
バンドで黒字に持っていくなんてできない。。
まずお金に余裕を作ろう。
じゃないと精神が持たない。
バンドどころじゃないわ・・。
そこで僕は家に帰りパソコンで
「稼ぎ方」
「収入の増やし方」
「儲け方」
などといったキーワードで検索を繰り返した。
できれば今の生活を維持したまま、
稼ぎだけ増やせるような何か方法を模索し始めた。
「こんなの出来っこないじゃん」
結局希望は幻だったと諦め、何事もない日々へ。
インターネットで「稼ぐ」系の調べごとをしていると、たいていは
「ネットで簡単副収入」
「アフィリエイトで月収100万円!」
「ネットで不労所得」
「誰でも簡単にできる副業」
こんな情報ばかりが出てくる。
こういうワードに耐性がなかった僕は
まるで俺だけが見つけたとっておきの金策と勘違いしてしまう。
さっそく本屋に行ってそれっぽい情報誌を立ち読みして、良さそうな本を1〜2冊買って帰る。
もうすでに数カ月後にはカネに困らない自分がいるような気分になっていた。
家に帰るやいなや、片付けもせず着替えもせずさっそく本を食い入るように見てみる。
しかし本の題名とは裏腹にやることがわからなさすぎる。
なにから始めていいかわからないし
完全に0円で始められるようなものでもなかった。
「ただでさえカネがないのに
よくわからない怪しいものに手を出して時間を潰すより
とにかく今はバンドのギターをもっと良くするためにも
練習に時間を使ったほうがいいんじゃないか?」
「結果的にバンドで黒字を作るには
そっちのほうが早いんじゃないか?」
本を見て直感で「できっこない」と思った僕は
このように「言い訳」をして、普段と変わらない生活に戻った。
とある「カネを稼いで成功しました」的な男との出会い。
そんな僕だったが、
やはり今月も何も変わらない。
ライブだけは順調に毎月1〜3回ある。
極稀にお客さんが多い対バンと当たり
たまたま動員数が多いだけのライブに満足し、
勝手に手応えを感じるものの
チケットノルマだけはいつも通りメンバーでほぼ全額を負担。
ライブのときだけは
順調に活動しているバンドマンになれるけど
財布の中身や銀行の残高、バイトのシフト表なんかを見ると
ただのカネの無いフリーターだということを再認識する。
そんな毎日。
そんなある日、App Storeでなんとなく似たような検索をしてみた。
すると、いかにも胡散臭い「稼げます系」の素人が作った書籍のようなアプリがいくつか出てきた。
ほぼ半信半疑でサラーっと流し読み。
で、この手のやつは
たいがい著者のブログや関係するリンクに飛ばされる。
「こんなこと繰り返して、カネを稼げた気になってるけどさ、
いつも情報に振り回されてばっかじゃないか」
自分自身を責めながらも、
情報が行き着くとこまでネットサーフィンしていた。
そのとき、一人の男のブログが目に留まる。
ビシッとスーツを着て腕を組み、
強気の目線で口元はカメラマンに言われたとおりにやりました感が否めないほどの不自然な笑顔で、画面越しにこっちを見つめてくる「カネを稼いだ俺についてこい」的な怪しい男を、この時点ですでに10人以上は見てきた。
しかし、なぜか今でもわからないのだが、
どことなくその男のブログだけは読みあさり、メルマガにも登録した。
もしかしたら、
今まで無数の情報に振り回されまくってきたから
1人の人間の情報だけに集中しようという、僕の中の自己防衛本能だったのかもしれない。
そこで初めて「ビジネス」というものが何なのかを知った。
なぜ今まで本の情報を読んでも自分ができっこないと思っていたのかピンときた。
なぜバンドが今まで誰もお客さんが来ないのかピンときた。
ようするに、
「楽して稼ぐ」とか「誰でも簡単に」とかいう謳い文句はウソで
そもそもこの「ビジネス」がわかってないと話にならない。
なぜなら「バンド活動」もビジネスだったからだ。
考えたらわかる。
自分たちは必死にお客さんを呼ぼうとしていた。
その理由は2つ。
- バンド活動で赤字になりたくなかった
- シンプルにお客さんがたくさん入っているライブがやりたかった
これだけだ。
身内であれファンであれ、
「お客さんにお金を払ってチケットを買っていただく」
この行動をさせる時点で商売じゃないか。
今までのエセとも言える情報の上で思い切り踊り狂っていた自分を客観的に見ることができた。
そしてなぜ今まで何も変わらない毎日だったのか、一気に覚めた感じがした。
バンドマンとは見た目だけのただのフリーター同然の男が
「ITビジネス」に参入した瞬間。
そもそもは
給料日直後の口座残高を見て絶望し、
このままでは何も好転しないと思って
楽観的に「楽して稼ぐ」という不順な動機で調べ回ってきた僕だった。
しかしようやく開いた。
今までの僕は「ビジネス」をしていなかった。
あくまで「時間と労働力」を可能な限り提供して、その対価でお金をもらうという「被雇用者」でしかなかった。
バンドも身内にカネを払ってもらっているのに
目先の「動員数」しか頭になく
1人2人来ている身内にしっかりと感謝ができていなかった。
ライブ自体も
「お客がほぼいないサムいライブ」という前提でステージに立っていた。
当然、その1人で来た身内からすれば
もう次は行きたくないって思っていたはずだ。
だから続けてライブには来てくれなかった。
当然だと思った。
なぜなら、
一人の男のブログとメルマガで
「お金をいただく=すべてビジネス」という根本が理解できたから。
普段バイト先でお客さんが買い物をして僕のレジに並ぶ。
レジを打ち終わり「2000円です」と伝え
お客さんはお金を払う。
その後、必ず「ありがとうございました」と伝えるように教育を受けていた。
その理由が完全に理解できた瞬間だった。
また、その男のビジネスは
インターネットを使ったものだった。
僕の中でバイトとバンドの今の生活を保ちつつ
収入を増やしたいという願望があったので
漠然と「自宅でできること」が最重要だった。
当然、「ビジネス」を知ってからは
「被雇用」を重複させてダブルワークなんて思考は1ミリもなかった。
仮にそんなことやっていたらバンドもできなくなるだろう。
付き合っていた彼女と遊びに行く時間すら作れなかっただろう。
そういう意味でも「ネットを使ったビジネス」というモデルは
このときの僕にとっては完璧なものに見えた。
まさに、、何かこう目の前に新しい扉が開きつつあって
その扉の先が神々しく光が差し込んでいるようなよくある扉をイメージしてもらえるとわかりやすい。笑
バカじゃないのかと思うかもしれないが
そのくらい僕にとっては新しい扉を開ける瞬間が訪れた感じだった。
それを目前にして、あとは一歩踏み込むのみ。
しかし無料では情報は手にできない。
その男が提供するビジネス指南書とでもいうべき教材は5万円だった。
僕はそれを買うかどうか死ぬほど悩んだ。
「どっか探せば無料でも調べられるんじゃないか?」
「いやしかし、そうなるとまた別の人間の情報を聞くことになる」
「もしこの男と言っていることが違うと、右も左も分からない僕は完全に迷う」
「そもそも買ったところで本当にまともな情報が手に入るんだろうか?」
「しかし、ここで諦めたらまた今までの何も変わらない生活に戻るだけだし…」
迷った。
とにかく迷った。
そして・・・
「ポチッ」
自分の中で「もしそこらへんに載っている情報だったとしても、
もう詐欺にあって5万円失ったと思えばいいや」
そんな覚悟のもと、購入した。
僕の中で「ITビジネス業界への参入」という今まで経験したことのない扉を開けることになる。
そんな意を決した僕へ、
同僚や彼女の冷ややかすぎる視線。
意を決して「ITビジネス」を学ぶことにした僕。
やるしかない。
5万という大金を払った。
ただでさえ借金があるのに
さらに地獄のリボ払いで購入だ。
もうやるしかない。
バイト先の先輩や同僚にも伝えてみた。
「俺はビジネスをこれからやるんだ!」
「雇用じゃない、自分で稼げる人間になる!」
「バンドだってビジネスだからね、これからもっとバンドが良くなるよ」
同僚「…急にどうしたの?何か怪しいことでも始めたの??」
・・・応援されるかと思いきや、
何か怪しい勧誘にでも遭ったのかと心配された。
人によっては「こいつ危ない方面に走り出したぞ」と遠ざかられる始末。
話は前後するが
この頃、彼女の家に泊まったり実家に帰ったり
帰る場所が複数あり、僕は状況に合わせて彼女の家に泊まっていた。
彼女は僕のバイト先の駅から10分程度のマンションに住んでいた。
そのためバイトが連続して続く日は
なるべく彼女の家に泊まるようにしていた。
つまり、バイトのシフト的にも
ほとんど毎日彼女の家に帰るほうが多かった。
そのため彼女には僕の普段の行動がルーティンのようにハッキリと見えている。
そんな中、僕がパソコンで何か新しいことを始めた。
彼女「ねえ、そんなことやってないで時給の高いバイトに変えたら?」
僕「いや、バイトは今のままがいいよ。職場もこの家から近いんだし」
彼女「だってネットで稼げる保証なんてないでしょ?大丈夫なの?」
僕「大丈夫だよ!!そんな風に言わないでよ!」
・・・
こんなやり取りがたびたび起こった。
とにかく辛かったのは
身内が応援してくれず、怪しい何かに手を出したと思われていたことだ。
僕は人に流されやすい性格だ。
だから、周りからあれこれ言われると
いつのまにか「もしかしたら僕はあの男に騙されているんじゃないか…?」
という疑念が生まれてしまう。
しかし「ビジネス」という思考は間違っていないはずだ。
今までを考えてみろ。
何一つ好転しなかったじゃないか。
みんなが「今まで通りがんばっていけ」と言うけど
5年以上変わらないことを、今までとおりがんばったってとても何かが変わる気がしなかった。
しかも、もう買っちゃったんだ!
それも、3,000円とかそんな買い物じゃない。
5万円だ。
ライブのチケットノルマ以上の金額を
一人で全額払ったんだ。
ここでやっぱ辞めて今まで通り・・・
なんてとてもじゃないけど納得ができない。
そんなこんな、
家(彼女の家)に帰っても
肩身が狭い状況で、彼女が寝てからヒッソリとITビジネスを始めるにあたっての勉強、そして行き詰まればググる。
こんなことを繰り返し、
ライブがあった日の就寝時間と変わらないような毎日。
「ITビジネス」をはじめたものの
ゴミ同然の素人ブログにアクセスなんか無い。
そうやって、
バイト、バンド、ビジネスの勉強という具合で
僕なりに両立させながら日々過ごしていった。
その男の教えを簡単に話すと、こうだ。
ブログやSNSをはじめて、情報を発信していく。
自分に関心をもつ人にメルマガを購読してもらい、より濃い情報を届ける。
そして自分の商品を考えて作って、必要のある読者にはメルマガで買ってもらう。
・・・というもの。
そしてこれは「マーケティング」なのだと教わる。
「ビジネス」だけでも新しい響きなのに
「マーケティング」ときたもんだ。
しかし、新しい世界に完全に飛び込んだ自負があって
「俺はお前らとはちがうんだ」
「俺はこうやって金を払って学ぶという努力までできるんだ」
と、内心職場の人間を“あえて”下に見ることで
5万円の教材を買って
今までよりもツライ日々を送っている自分を
なんとか正当化している自分がいた。
さて、その男のマーケティングとおり
ブログをはじめて
メルマガもはじめて
SNSもまともに更新するようにして
日々、「マーケティング」をしているつもりだった。
しかし想像すればわかるが、
ド素人が書いたブログなんかが読まれるはずがない。
しかも、
ただ日記を書いてもしょうがない。
それこそ、アクセスを集めたいからといって
身内に読んでもらったってしょうがない。
これこそ身内で固めたライブと何ら変わらないのだ。
当然メルマガ読者なんか誰一人登録されない。
当たり前だ。そもそもアクセスされてないんだから。
ブログを書くにもサーバー、ドメインといった費用がかかる。
メルマガも毎月数千円程度だが、費用がかかる。
アクセスが来ないブログを書き続けて
だれも登録していないのにメルマガ代でお金を失う。
そのくせ毎日の時間だけはかかる。
正直苦しかった。
彼女にも隠れてブログを書いて、
職場では「どう?あれからビジネスは順調?」
なんて聞かれても「いや、全然うまくいかない」
と答えるしか無い。
とにかく商品が売れる以前に「アクセス」が集まらない。
僕なりに読まれればそれなりに良い情報を書けているつもりなのに、
どうやって検索されて僕のブログに来てくれるようになるのかわからない。
読まれるブログになったところで、さらなる追い打ちが。
僕は教材を読み込んだ。
毎日バイトの休憩中も
今まではなんとなくバンドに役立ちそうな情報を調べたり
欲しい機材や楽器、好きなギタリストのYouTubeを見たりしていたのに
教材の中の動画やPDFを見る。
そして並行して色んな「アクセスの伸ばし方」を調べては読み、調べては読み。
そんなこんなであまりバンドに集中できていなかった。
スタジオに行ったときは
前回と全然成長していない自分にイライラし、
家に帰ってもまたPCとかち合う格好になる。
そんなある日、
何やらアクセスが突然増え始めた。
ある記事が奇跡的に読まれるようになったっぽい。
僕は歓喜した。
今まで1日20〜30くらいのアクセス数しかなかったものが
「90」「120」みたいな数字が目立ち始めた。
アクセスが伸びるとともに、
メルマガに登録してくれる人まで現れるようになってきた。
「これで俺も成功者だ!」
そんな気にさえなっていた。
しかし・・・
今度はメルマガが読まれない。
メルマガのサーバーを開き、
- 開封されたかどうか?
- このメルマガのこのリンクはクリックされてるか?
毎日ワクワク半分ハラハラ半分でチェックしていた。
しかし、
メルマガに登録してくれたのに
まったくクリックもされなければ、
人によっては開封すらされない。
「なんのためにメルマガ登録したんだよ!」
「読まないなら登録すんなよ!!」
…と、読者にイライラする日が続く。
そんな状況の中、
「何が何でもカネを稼ぐんだ」
「アクセスを伸ばすためにブログやってるんじゃない」
「カネを稼ぐためにブログ書いたんだ!」
「カネを稼ぐためにメルマガをはじめたんだ!」
そう思い、
僕はギター関連の商品を1つ作ってみた。
試しに・・・
というかダメ元だ。
ダメ元でメルマガで紹介してみる。
「僕がギターで悩んだところを悩まずに弾けるようになります!」
「あなたも曲が作れるようになります!」
「初心者なら、まずこのギターレッスンを学んでみてください!」
あの手この手でメルマガで商品を紹介してみる。
・・・
読者によっては開封してくれたり、
商品を紹介するページをクリックしてくれたりするものの、
ほぼ反応がない。
(マジか・・・・・・。)
たった100アクセスを集めるのにこれだけ苦労した。
そして今度はメルマガでこんなに無反応なの??
絶望した。
「やっぱりメルマガなんかじゃ売れないんじゃないか?」
そう思って、
ブログに直接商品を紹介してみても
売れるどころかクリックもされない。
(マジかよ。。)
(こんなに大変なの・・・???)
(正直バンドどころじゃないだろこれ。)
今までとおりバンドでライブやって
なんとなくいつの日かお客さんが増えていくのを待って、
どこか事務所から声をかけてもらうのを待ってたほうが幸せなのか?
また本末転倒なことを思い始めてしまう。
しかしまた僕は思う。
「5万払ったんだぞ?」
「ここまでやってきてさじを投げるのか?」
「今までの時間ムダじゃないか」
「周りにバカにされながら一生懸命やってきたのに・・・」
そんな思いが交錯する。
「ビジネス」つまり「商売」の大変さをここに来て心底味わされた。
まさに「最大の試練」ともいえる状況だった。
彼女とゲーセンにいた時に届いたメールに驚愕。
相変わらずバイトしか収入がない日々。
バイト、バンドに加えてITビジネスの時間を作っている。
僕が買った教材の男がいうには
「毎日メルマガは配信しよう」と。
その男からも当然日々メルマガは届く。
その内容を参考にしながら
僕も毎日読者にメルマガを配信していく。
メールに載せたURLのクリックもさることながら
そもそも開封すらあまりされていない。
ブログもアクセスが軌道に乗ったからといって
すぐに放置してOKという程のアクセスでもない。
ブログも日々更新しながら、
ブログの片手間にメルマガも配信。
このときの正直な気持ちが
「こんなの誰か読んでるのか??」
「これ配信して何か意味があるのか??」
こんな気持だった。
ある日、再び僕の商品を売ってみよう。
それも、男から教わったように
- 期限を決め、
- 価格も決めた期間とその後の期間で変え、
- 特典もつけて
日を追ってメールを配信していった。
以前もそれとなく商品を紹介してみたワケだが、
当時は開封され、クリックもされたうえで買われなかった。
そんな中での再販だ。
送る読者も大して増えていない。
こう思ったとき
「正直売れるワケがないだろ。」
完全に気持ちはこの一択だった。
そして販売開始日。
夜19時にメールが届くようにセットし、
5%くらいはワクワクしながら
メールの反応を待つ。
・・・
まったく売れない。
売れないというか、
相変わらず開封もされない。
(…まあいいか。)
とりあえず最後までメール配信しよう。
「どうせ誰も読んでないなら
逆に好きなように送ってしまえ!」
半ば投げやりな感じでもあった。
そんなある日の18時。
いつものようにバイトが終わる。
1時間後の19時には、
またメルマガが読者に配信される。
このメルマガは昨日の夜に事前に書いておいて
今日の19時にセットしておいた。
いつも通り仕事後に彼女と合流して
ちょっと楽器屋を見に付き合ってもらってから、常連と化した家系ラーメン屋に向かう。
そして食後の休憩と言わんばかりに
帰り道の商店街にあるゲーセンに寄って、メダルゲームをしていた。
ふとスマホのバイブが鳴る。
(あぁ、誰かのメルマガかなぁ〜)
くらいに思ってスマホを見たら
「注文が入りました!」
!?
メダルゲームそっちのけで
大急ぎでメールを確認した。
売れたのだ。
僕が作った商品が、
僕が毎日配信していたメルマガの一通から
メールを読んで
中身の販売ページもクリックして
販売ページを読んで
そのうえで「購入」を決めてくれた人が現れた。
信じられなかった。
何が購入の決め手だったのか?
価格も3万円する商品だ。
自分でも何が起こったのか理解するまで時間がかかった。
とにかく歓喜と驚きが隠せない。
冷ややかな視線と形見の狭い日々が180度ひっくり返った。
「注文が入りました!」
このメールをもらってから
僕は現実が受け入れられずにいた。
何度もメールを読み直し
「注文」がまだ「問い合わせ」段階だったり、
そういう可能性はないか?
何度も何度も確認した。
やはり売れていた・・・!
大急ぎで彼女に報告する。
俺「ねぇ!メルマガから商品が売れたよ!!」
彼女「え?!いくらの商品が売れたの?」
俺「3万円」
彼女「えぇ?!すごいじゃん」
翌日、バイト先でも
ビジネスの話をしていた同僚に報告。
同僚「マジで?!よかったじゃん!」
今まで
同僚「怪しい何かにハマったんじゃないか」
上司「何か騙されているんじゃないか」
そんなことばかり言われて
肩身の狭かった僕が
初めて胸を張って「ビジネス」を実感した日だった。
ブログというネットでのメディアで
閲覧者が現れて、
その中からより詳しく知りたい人がメルマガを登録してくれて
僕の何気ないメールを読んで、
僕があるとき商品を紹介して、買っていただく。
こんな非現実的というか
今までの「バイト」しかやってこなかった僕からしたら
「こんなことでお金が入ってくるの?」
という気持ちになった。
そりゃそうだ。
普段は汗水たらして
時間も週6日シフトに入って
その中でバンドもやって
給料日直後には残高には雀の涙のような生活。
初めてそこから脱出できる可能性を強く感じた瞬間だった。
「ビジネス」という新しい知識が増えたことで
バンド活動のおかしい点がどんどん浮き彫りに。。
そんな歓喜の一日だったとはいえ、
明日は当然バイトがある
3日後にはバンドのスタジオがあって
数日後にはまたライブがある。
今も、ただのバイト後のいつもの時間だ。
しかし、
「ネットから売上があがった」
という事実が、今までとおりの毎日すら光って見える。
絶望から希望に変わると
こんなにも世界の見え方がちがうのか…
と、アニメのような話だが本当にそんな気持ちだった。
僕はあの日「ビジネス」でゼロから「1」を達成したのだ。
つまり、自分が今までやってきたビジネスモデルが成功したということだ。
まぐれだったかもしれない。
たった1人かもしれない。
でも、僕に教材を売った例の男は教えてくれていた。
「ビジネスは結果がすべて」
「売れなきゃ意味がない」
「売れて初めて成功」
結果として売れたなら、僕はその時点でITビジネスを成功させたわけだ。
こうなると、
ヘンな話、同じビジネスを学びたい人に「教える」ことすらできる。
今までブログとメルマガにしか目線が向いていなかったが
ここにきて色んなことに視野を広げられるようになった。
ある日の木曜日。
バンド練習でスタジオに行く。
いつも通りのスタジオだ。
「アンケートはどうしようか?」
「次のライブ、誰か来そう?」
「セットリストどうしようか?」
・・・あいも変わらず今まで通りのチケットノルマ全額がほぼ確定しているライブの入念な打ち合わせだ。
しかし僕はすでに、
バンドのおかしな点に色々気づくようになった。
そもそも俺たちのバンドのコンセプトって何なんだろう?
誰を呼ぼうとしているのか?
また数合わせで身内ばかりを呼ぶのか??
そもそもその相手は僕らのバンドが好きなのか?
一時しのぎ的な身内ライブじゃダメだ。
アンケート取るなら
絶対に年齢と性別だ。
ここさえ分かれば自分たちのバンドのターゲット層がわかる。
あとはその年代の男か女か、
「ペルソナ」を作って考えていけばいい。
なぜ、ライブに呼ぶお客さんとメアドを直接交換して
ライブ告知しかメールしなかったんだ?
来るわけがない。
ってか、
それこそメルマガが使えるんじゃないか?
「・・・あ!!!!」
ここで閃いたのだ。
「カネを稼ぐ」つもりで学んだ知識が
実は音楽活動に思い切りつながっていたという事実。
僕が金がなさすぎて
それなのに毎週6日バイトして
給料が入ったと思ったらすでに底をつきそうなくらいの口座残高。
それに絶望して「カネを稼ぐ」と決め、
5万円も投資して学んで実践してきたビジネス。
これが完全にバンド活動でも使えることがわかった。
なぜなら、僕がやってきたことは「マーケティング」だ。
商品を売るという点に関していえば、
バンドは「チケット」と「ライブ」を売るわけだ。
そうなってくると、
同じ「ビジネス」として考えて活用できないワケがない。
ちょっと考えるだけでも
バンドのファンが増えるイメージしか浮かばない。
その後も僕のブログはアクセスを順調に伸ばし、
僕の「コンテンツ」も着々と売れるようになっていった。
当時の3万円の商品だけじゃなく
新たに10万円の商品も作ったが、それも売れたのだ。
すでに当時のバイトの給料以上の金額を
「ビジネス」
「マーケティング」
から売り上げている。
僕の作り出した商品=コンテンツが
まさか自分の生活を支えてくれるなんて、思ってもみなかった。
結局、
当時のバンドはメンバーが一人脱退してしまい、解散。
その後僕は自分のバンドで…というよりは
主に裏方にまわり、僕と同じようなツライ日々を送るアーティストへのサポートに力を入れるようになっていった。
なぜかというと
僕の実践してきた「ビジネス」「マーケティング」が
本当に音楽でも通用するのか試してみたかった。
それに加えて
「僕が教えることで結果を出させる」
という経験をしたかった。
だから僕自身がバンドを再びやるという選択肢はなかった。
あえて誰かをサポートするという形式にこだわった。
とはいえ、
当時まだまだ実績もないので、3組のアーティストを無償でサポートしていた。
1組はソロアーティスト。
もう2組はバンドやユニットといった複数の人数で活動する形態だ。
やることはさほど大掛かりではなく、
ゼロから今の活動を見直して
- アーティストとしてのコンセプトはなにか?
- コンセプトに合う客層=ターゲットはどんな人か?
- どのくらい収益を上げたいのか?
つまりライブ動員やグッズなどの「コンテンツ」をどのくらい売り上げたいのか?
こういう基礎の部分から教えて、
その人の性格や得意分野などを考えつつ、活動の方向性を一緒に決める。
そこが決まれば、
あとは定期的に来るチャット連絡に対してアドバイスを返す。
やったことといえばこの程度だった。
しかし案の定、
アーティストさんたちは、明らかに僕が走ってきた道のり以上に簡単にファンを獲得していった。
YouTubeでも決してバズるほどの人気チャンネルというわけではないが、
悲惨な再生回数を繰り返すようなチャンネルにはならず、無事に10人、20人と少しずつメルマガ読者にもなってくれて、
YouTube→メルマガ→ライブやグッズ、音源の購入
あるいは
ブログ→メルマガ→ライブやグッズ、音源の購入
こういった仕組みを構築し、先の見えない活動からは脱してあげることができた。
あの日の僕のように
毎月の給料に怯えたり、
音楽がうまくいかないストレスに潰されそうな人へ。
僕が学んできた「ITビジネス」
給料が振り込まれた矢先に、底をつく口座残高を見たくない。
時間もない。
肝心の音楽もやればやるほどお金を使う。
そんな日々から逃げたくて、
当初は「カネを稼ぎたい」という動機から始めたものだったが、
まさかバンド活動で活かせることになるなんて、夢にも思わなかった。
さらに、
まさか自分がアーティストに「教える」なんていう立場になることも、まったく想像していなかった。
思い返せば、
ビジネスを学んでからバンドを始めていたらどれだけ良かっただろうか?
あの何も変わらない「フリータ」同然の5年6年が一体どれだけ変わっただろうか?
これを読んでくれているあなたも
実は同じような境遇だったりしないだろうか?
もしそうなら、ぜひ僕の「コンテンツ」に触れてみてほしい。
なぜなら僕は
「ビジネス」や「マーケティング」を知らないバンドマンを正直助けてやりたいから。
だって、やみくもに活動したって先が見えている。
結局夢半ばバンドは解散して、
生活に困って就職して、サラリーマンやOLという姿に変わってしまうのがわかっているから。
逆に、いつの日かバンドというものが完全に夢じゃなくなってしまっても、「雇用」ではない「自分のチカラで稼ぐ」というスキルがあるだけでもだいぶ安心できないだろうか。
だって、バイトの時給や理不尽な雇用契約、正社員になったとしてもボーナスも5万円程度で「コンビニの夜勤を週6日やったほうがよっぽど稼げる」みたいなグチをこぼすような生活をしなくても良くなる。
今はネットで仕事を探すことができる。
想像してみるとわかるが・・・
職場に行って8時間働いて1時間休憩。
9時間拘束されて、家に帰る。
これ、当然のようにみんなやっているけど、
朝起きてから出勤→会社に着くまでと
仕事が終わって退勤→自宅に着くまで。
それぞれ1時間前後はかかると思う。
そう考えると、
1日24時間という限られた時間のうち
「11時間以上」は時間を使ってしまっている。
さらに睡眠で7時間だとする。
食事で1時間。
風呂やその他で1時間。
普段の生活をするだけで
少なく見積もっても20時間近く時間を使うわけだ。
ネットのビジネスを学んだからこそいいたい。
朝起きて出勤もしない。
当然退勤もない。
4時間や6時間程度集中して仕事をするだけで
バイトの日給と同等のカネを稼げる。
そしたらどうだろう?
普段の生活の時間をどれだけ自由に使えるだろうか?
強いていえば、
「人と会話をする」というのはとても大事だと思っている。
毎日毎日家にこもって仕事をすることが向いていない人もいるかもしれない。
そういう人は
ぜひ、週1日でも2日でも人と関わるバイトをしよう。
それは「カネを稼ぐため」ではなく「自分の精神状態を良くするため」だ。
そうやって、
毎日の「時間」を僕は自由に選択して生きている。
バンドをもう一度始めるなら
十分な時間が保てる。
こんな環境を
ぜひ、20代前半のうちから固めていって
僕のように何年もムダな毎日を送らないで欲しい。
そのための「ビジネス」であり「マーケティング」である。
だから僕は、
今まで学んできたものを「音楽家」のためにすべてを見直して
すべてを僕なりに仕組み化して、「マーケティング」を構築してみた。
それが「バンドマーケティング」だ。
いや、僕なりにリライトしたから「バンドマーケティング2.0」だ。
少しでも体感してほしいから、
「僕が成功できた要因」でもある「メルマガ」で公開することにしました。
ぜひ、あなたも体感してみてください。
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