ライブハウスに出演したい!
どうせならオリジナルだけで本格的に活動したい。
実際活動中のバンドってどのくらいの頻度で曲を作ってるの?
何曲あればまともに活動できるの?
こういった人向けに曲数の最低必要数とオススメの新曲の制作期間を解説します。
ライブを1000本以上やってきましたので、信頼の担保にはなるかと・・!
ライブハウスで必要な曲数は5〜6曲あればOKです
なぜかというとライブハウスでの持ち時間は多くて30分、短くて20分くらいだからです。
MCを含めると1回のライブで4〜5曲が理想です。
つまり余分に1〜2曲あればセットリストをうまく回して活動していくことができるわけ。
よって、ライブで使う曲+余分に1〜2曲=5〜6曲あれば、同じセットリストを使いまわして活動していくことができます。
ここからは具体的なセットリストとともに解説していきます。
前提としてあなたがライブハウスに出演する際、以下の2パターンがほとんど。
- 通常ブッキング
ライブハウス側が日常的に開催している対バン形式のライブ - イベント・ライブ
個人や会社が主催する対バン形式のイベント・ライブ
※ちなみに気をつけてください!
個人でやっている悪徳なイベンターがウヨウヨいます。
詳しくはこの記事を読んでくださいね。↓
通常ブッキング、イベントライブも基本的に対バン形式。
つまり1日のライブは、だいたい5バンド〜6バンドで行われることが多い。
例を挙げると…
- 各バンド30分持ち時間がある
- セッティング時間が10分
→短く終わるほど長く演奏時間が取れる - 演奏時間が20分
→上記に同じく変動あり - 転換という時間が10分
→次のバンドのセッティングまでにかかる時間
…といった具合にライブが進行していきます。
え?!ライブの時間って・・・
たったの20分しか時間ないの??
僕も初めて聞いたときは同じことを思いましたよ!w
ライブって実は持ち時間が20〜25分くらいしかない
そう、ライブの時間って、実は想像以上に短いのだ(笑)
セッティング込みで30分なら、いかに早くセッティングを済ますか?がカギですな。
まあ、とにかく1回のライブあたり持ち時間は20〜25分程度、と思ってもらって問題ない。
そうなってくると、必然的に曲数が限られてくる。
そして、曲だけを演奏するのがライブではない。
MCや、オープニングに流すSE、パフォーマンスなど、曲以外の時間というものも必要。
ということは・・・
単純計算で以下のような曲数が導き出せます。
- 1曲5分と仮定すると最大6曲、最小で4曲。
- 1曲3分と仮定すると最大10曲、最小で6曲。
※しかもMCは一切ない場合…です。
そう考えると、仮に25分のライブだとしたら、こんなセットリストが想像できる。
ライブハウスでよくあるセットリスト例を2つ紹介します
SE (1分) |
1曲目(3分) |
2曲目(4分) |
MC (2分) |
3曲目(3分) |
4曲目(5分) |
MC (2分) |
5曲目(5分) |
(これでピッタリ25分!!)
・・・わかります?
結構現実的に考えてみたけど、実際のライブのセットリストってこんな感じです。
曲の長さも、MCの時間も、結構緻密に計算しておかないと25分という枠をすぐ超える。
逆に・・・。
SE (1分) |
1曲目(3分) |
2曲目(3分) |
MC (1分) |
3曲目(3分) |
4曲目(3分) |
MC (1分) |
5曲目(3分) |
(これだと18分!!)
この場合、7分ほど予定時間より早くライブが終わる。
これもこれで巻き過ぎても良い印象はあまりないのです(笑)
つまり、なるべく時間きっちりにやった方がいいのは間違いない。
補足:時間が押すのと巻くのはどっちがいいのか?
結果的に押すのと巻くのでは、どっちがいいんだい??
これは、押すか巻くかなら、巻いた方が絶対的にいいです。
車の停止線って、数センチくらい超えても何も言われないですよね?
でも、基本的に「超えたらダメ」なラインが停止線です。
ライブの時間もこれと同じだと考えてくれればわかりやすいです!
つまり、5曲もあれば十分にライブができるということです。
4曲なら、1曲1曲をじっくり演奏して、じっくりMCにも時間が使える。
6曲なら、ほぼ演奏しっ放しでラスト1曲の前にちょこっとMCをやって終了…っていう感じ。
こう考えると、6曲あれば、曲の組み合わせでいくらでもセットリストを変えることができるワケ。
なので、バンド初心者ならまずは6曲分の持ち曲を用意しておくと、ライブはいくらでもできる!ということです。
ライブを散々やってきましたが、MCは曲よりも重要です。
なぜならライブをラジオで例えてもらうとわかりやすい。
ずっっと曲ばかりが流れるラジオって楽しくないでしょう?
ラジオ番組ごとに喋る人がいるから楽しいわけ。
ぶっちゃけライブも同じです。
ミュージシャン側はついついたくさん演奏して曲をたくさん聴いてもらいたくなるんだけど、お客さん側からすると曲をひたすら延々と聴かされるのはけっこうキツイのです。笑
かつ、お客さんは曲よりも演者を見ます。
つまりMCで喋っている人間や演奏している人間にまず最初に関心を持ち、そのあと曲がいいか悪いかという判断をします。
なので、お客さんに覚えてもらうためには「人間」を覚えてもらうほうが早いんです。
そのためにもMCで記憶に残ることを喋ることって実はすごく重要なんですよ!
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