こんにちは!雷僧です。
バンドやギターをやっていくうえで必要なのって、
指標となる人
だと思うんですよね。
それについて書いていきます。
オリジナルなんてもはや存在しない。
まず大前提に、これですね。
「私のバンドは、今までなかった〇〇」
「私たちのライブは今までにない〇〇」
こんな感じで語りたくなる気持ちは十二分にわかる。
「ありそうでなかったメロディと重低音の響くロックサウンド」
「今まで聞いたこともないバンドアンサンブル」
「唯一無二のスタイル」
とかね。w
いやいやいやいや、、、
もちろん、「あなた」がやることで、唯一無二なんです。
しかし、「音楽的」に聴いてみると、必ず過去に存在しちゃってるんですよ。
似たような音楽をやっているアーティストが。
そこは、別にプライドがどうのこうのじゃなくて、
もうしょうがないことなので、
「何をやっても、所詮何かのパクリにはなってしまっている」という認識は持っていていいと思うんですよね。
みーーーんな何かしらからパクってきているわけです。
もちろんそんなつもりもないし、違う!という主張もあるんですが、結果的にそうなっちゃってるってこと。
しょうがないことなのです。
例えばこんな経験ないですか?
明らかに聴いたことあるような音楽をやっているバンドが友達とかにいてさ、
そうだな、、、
ミスチルとかコブクロとか、そういうJ−POPをやっているバンドさんがいる。
当っったり前なんだけど、
当の本人たちはマジでオリジナリティー全開で音楽をやっているつもりなのです。
んで、、
例えばバイト先とかでイヤフォン渡されて
「ねぇねぇ!オリジナル出来たんだ!ちょっと聴いてみてよ!♪」
みたいな。
んであなたはイヤフォンを耳につけてオリジナルを聴かせてもらう。
・・・
「・・・あぁ〜、ミスチル好きなんだなぁ〜w」
って思ってしまうような楽曲。
(あ!今のところとか、もろ桜井さんじゃん!ww)
って心の中でつぶやいてしまう。
そんなこんな、イヤフォンを返す。
「どうだった??」
って聴かれた時、何て返答しますか??
ちょっと想像してみてくださいよ~~-y(・ε・ ) フー
・・・
・・・
どうでしょ??
しかも相手は、「率直に意見聞かせてよ!」
とか言ってくるんですよね。
こう言う人が極めて多いんだけど、
あなたも含めて、さすがに悪いことをストレートに言う人なんて少なくて、
「ん?あぁ、、よかったよ!メロディいいじゃん!」
「なんかミスチルみたいな感じで好きだな〜」
「ミスチルの〇〇みたいな曲で、かっこいいよね!」
たぶん、こんな感じで、
微妙〜〜に「ミスチルじゃん!」って言いたいところをなるべく前向きに話してあげません?w
ちなみにぼくはこうやって返答しますw
そして同じように返答されたことも多々あり。
あ、ぼくはミスチルみたいなバンドじゃないですよ?
もっと轟音です~~-y(・ε・ ) フー
と、まあ、
相手は完全オリジナルのつもりでも、
あなたからすれば、超ミスチルのパクリ音楽なわけです。
こういう認識のミスマッチは必ず起きます。
というか、、、
ぼくなんかは知識や引き出しが少なすぎて、
パクらざるを得ないクセに、オリジナルだ!!と主張していただけだったりしましたが、、w
ライブ行ったあとにこれらがひっくり返る。
さて、再び想像してください。
今度は、別の人。
同じく友達か、友達経由の対バンの人とか。
そんな感じで想像してください。
音楽は、、、
そうだなぁ、、、BUMP OF CHICKENのパクリみたいなバンドだったとしましょっか。
今度は別に事前に曲を聴かされたわけでもなく、
友達と一緒にライブ誘われたから行ってみました的な感じで。
で、その人のライブを観るわけです。
まあ、あなたがバンドマンなら
「このバンドはどれだけ動員入ってるんだろう??」
「このバンドはどんな風にライブ告知するんだろう??」
「このバンドはどんなMCするんだろう??」
こんなことばっかりに目がいってしまうと思うんだけど、、w
ちょっとソレは今回は置いておきます。
(当然ぼくが過去に思っていた内容ですw)
はい。
ライブを観ました!
その時点で、たぶんこういう感覚のはずなんですよ。
「BUMP OF CHICKENに似てるけど、かっこよかったなぁ」
くらいの感覚。
要は、音源を聴かされたときよりも、「パクリじゃん!」感が薄いのだ。
で、たまたま打ち上げとかまで一緒に参加しちゃって、そのバンドと仲良くなったとする。
そんで、あなたは再びライブに足を運んだとします。
ここで完全にひっくり返ります。
複数回、そういう人のライブを観に行った時点で、
「BUMP OF CHICKENのパクリバンド」という認識は完全に取っ払われるのです。
すでにその時点では、
「その人のバンドのオリジナル」
という認識で曲を聴くわけです。
わかります??
この違い。
この認識の決定的な違いとは??
これは、、
曲にフォーカスしている
と、
人にフォーカスしている
という違いです。
なぁーーーるほど!!!
って思ってくれたあなたは勘が鋭いです。
は?雷僧は何を言っているんだ?
って思ったあなたは、ちょっとニブイです。
曲だけ聴いてれば、そりゃあただのどこにでもありそうな音楽なんですよ。
しかし、ライブだったりその音楽を奏でている人たちを認識した上で聴くと、
その人たちがやっている音楽という前提で曲を聴くんですよね。
で、だんだんだんだんそのバンドのライブに足を運ぶようになって、
そこでいざCDを買ってみたりして、そこで初めて自宅で音源を聴いてみると、
「〇〇みたい」というイメージよりも、
「あぁーこの曲あの日のライブのやつだ!」
っていうイメージで曲を聴くわけですよね。
コレっすよ!コレ!!!
だ か ら !!
バンドなんてものは、
何をやるのかではなく、
誰がやるのか
なのですよ!!
その上でさらにファンになってもらうためには?
ここまできたら、
どっかのメジャーバンドのパクリっていうのはあまり意識しなくていい
っていうのがおわかりいただけたと思います。
じゃあ、こっから先ですよ。
どうやってもっといい音楽、いいライブをしていくべきなのか??
これはね、唯一無二なんて綺麗事は無理であって、
指標となる、目指すべきバンドみたいなものがいた方がいいんです。
Facebookでちょっとこういうやりとりがあったのでご紹介します。
わたしのかなり尊敬する友達(まだお会いしたこともありませんが、、w)が、
『昨日観に行った友人のライヴに、若い人達が出演していた。
若いバンドのメンバーさん曰く、今の時代は模範となり尊敬できるバンドが身近にいないと言う。
何処を目指せば良いのか、目標が定まらない。
それはあまりに可哀想すぎる。
これが現実だ。
ダメだよ、こんな事では。
大人がしっかりして、若手を導かなきゃダメなんだよ!!
どうして今の世の大人共は理解できないのかね?』
という投稿をされていました。
もう、私もまさに同感なわけです。
で、そこにこんな返信がくるんですよ。
『ブレイクしたいと思ってる奴らが模範さがしてどうすんの?
それじゃあただの2番煎じじゃない。
その考え方自体がちっちゃくない?』
もう、、、
申し訳ないけどそのコメント自体がちっちゃい。
ブレイクするための具体的な考え方とか知らないんだろうな。
じゃあ、ブレイクするバンドってどんなバンドでしょう??
果たして、「曲」だけ聴いてブレイクしたバンドって、どれくらいいるでしょう??
たぶん皆無ですよ。
プロモーション、タイアップ、そういったものが広告として威力を発揮して、
話題を呼び、「バンドメンバー」がメディアに呼ばれてお茶の間に映される。
そこで、音楽やってんだから音楽聴かせとかなきゃダメだよねってことで、
そのバンドの話題の曲を披露する。
そこでそれを観ている人は、
「あぁーーこれこれ!CMの曲だ!」
ってなるわけです。
つまるところ、
曲の認識なんて一番最後に思い出す程度なんです。
その曲を買うか買わないかは、
その番組に出ていたバンドメンバーの印象次第なのですよ。
こうやって、だんだんと認知されていって、
TVみたいなメディアで「人」がフォーカスされていくことで、
ブレイクするわけです。
もっと言えば、
今のバンドなんて、ほぼ全員が二番煎じなんだよ。
ぼくのやっているバンドもそうです。
あなたのバンドもそうです。
対バンしているバンドもそうです。
規範を探さなかったら、どうやってベクトルを築き上げていくんでしょう?
これを0ベースからできたバンドって、BOOWYとかXとか、あのレベルですよ。
しかもそれも「当時そういう音楽が日本にポッカリ空いていた」だけですよ。
残念ながらああいうバンド以上に神がかったバンド、いなくないすか??
しかもだめ押しで、BOOWYなら氷室京介さん、布袋寅泰さん、
Xなら、Yoshikiさん、hideさん、そういう「人」が真っ先にフォーカスされませんか?
こういうバンドは音楽自体も当時他にいなかったでしょうけど、
なにより「そういう人間」だからこそ、唯一無二のオリジナルに変わるわけ。
だから、二番煎じと呼ばれているバンドっていうのは、
圧倒的に「人」が弱いだけ。
曲先行で売り出してるからそういうことになる。
ぼくからすればアイドルなんて全部同じに見えますからね。
二番煎じという言葉を使うなら、
表現があれだけど、今のアイドル全部おニャン子クラブの二番煎じですよ。
って、それに対してきっとこういう反論が来る。
「いやいや、音楽ジャンルも違うし、
やっているアイドルたち自体も違うし衣装だって見せ方だって、、」
ほらw
ね?人が違うだけじゃないですかw
AKBかモーニング娘。か忘れちゃったけど、
かなり昭和歌謡な楽曲ありましたよね、たしか。
それって、今のアイドルの子達がおニャン子クラブの曲やってんのとさほど相違ないっすよ。
もちろん、強烈なファンの人からすれば具体的な違いが手に取るようにわかるもんですが、
ぼくみたいにアイドルをそんなに詳しくない人がお茶の間でアイドル観てたらそのくらいの感覚ですよ。
だから、自分が本当に尊敬する、規範となるべきバンドがあれば、
徹底的に学ぶべきなんです。
やっている人間が違うんだから、それこそ「ブレイク」する頃には勝手にオリジナリティー出てますから。
ってか、「ブレイク」って書いててきっついな。
TV超アンチなぼくからすれば、ブレイク=TVで面白おかしく晒されるだけにしか感じない。
まとめ
オリジナリティーなんか初めっから求めようとしても、到底無理なハナシなわけ。
あなたが大好きで、本当にかっこいいなぁーーって思うバンドがあれば、
そのバンドのどういうところがかっこいいのか、
どういう見せ方をしているのか、
楽曲はどういうところが好きなのか、
色々研究して、どんどんパクればいいですよ。
(・・・まんまパクったらダメですよ?)
なによりも、
あなたという人間がなによりも大切なんですから。
ではでは!
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[…] バンドは曲ではなく人です!さあどんどんパクれ!という記事で書いた通り、 […]
[…] バンドは曲ではなく人です!さあどんどんパクれ! […]
[…] バンドは曲ではなく人です!さあどんどんパクれ!という記事で書いた通り、 […]