こんにちは!雷僧です。
あなたがライブをやるとき、どうやってライブハウスを選んでますか??
選び方によっては今後を大きく左右します。
もちろん良くも悪くも。
ヘタすりゃ、その時間がただのリハに化ける可能性だってあるんですね。
ぼくががっつり体験したことなので、ぜひシェアできればと思いますd(ゝ∀・*)
ライブハウスだって商売なんだぞ!
あなたがもし勘違いしていたら、先に言っておかなきゃならないのが、これ。
ライブハウスは、なにもあなたのバンドを全面的にサポートするような、
至れり尽くせりな場所でもなんでもないぞ!ということです。
ライブハウスは、バンドが出演して、それを観に来るお客さんから、
本来は売り上げをいただく商売です。
クラブとかもそうですよね。
クラブでDJやっている人に商売をしているのではなく、
DJがかけた音楽を聴きながら、空間を楽しむために来るお客さんが商売相手です。
だから、売り上げが立たないと意味がないし、やっていけないんだよ!
っていうことを念頭におくこと!
詳しくは、バンドの「お客様化」を止めればライブは100倍良くなる!という記事を参考にしてください。
こういうライブハウスはやめておけ!
ぼくは、気に入らないことがあると、納得いくまで相手に言ってしまうタチなんですw
だから、面倒くさがられることも多いんですが、気にしません。
とりあえず、いきます!
人がダメなライブハウス
もう、ダントツでここです。
今回のお話の9割はここですね。
以前、HONEY★BLOODというパンクバンドを二十代前半でやっていた時の話。
池袋のAがつくライブハウスで、こんなことがありました。
おいおい、そんな昔のことよく覚えてんなあ!
どんだけ根に持つタイプだよ!
って思うかもしれませんが、それくらい頭にきたということです。
まだまだ若いわけですよ、当時のぼくらは。
言っても20歳とか21歳くらいですから。
んで、池袋のライブハウス「A」に行きました。
ライブ前のリハーサルをやるんですよね。
そこでまず、ホールに入ったら
「おはようございまーす!
よろしくお願いしまーす!」
って感じで挨拶をするわけ。
そこにいた、PAのオッサンが、
「・・・」
無視ですよ。
まずここで、ぼくはカチンときてぶっ飛ばしたくなったんですが、
それをやるとバンド自体が出禁になりかねないので我慢、、。
で、HONEY★BLOODのベースが、そのPAのオッサンに空のMDを渡しました。
「ライブをこれで録音してほしいんです。よろしくお願いいたします」
受け取ったはいいけど、その場にポンと置いて、何も言わずに終了。
で、リハも本当に適当でした。
「適当に演奏してて。それ聴きながら調整していくんで。」
まあこんな感じ。
別に、この手法も全然いいんですよ?
むしろ、出来るPAさんは、バンドが適当に音出ししている間に、すでに音の調整が終わってる
なんてこともあるくらいですから。
ただ、前段階として、挨拶しねぇ、対応悪い、そんなオッサンがコレをやると、
適当にあしらわれているとしか思えないわけ。
で、リハが終わって、「本番よろしくお願いしまーす」
って言っても、当然無視。
なんだろ?誰かこのライブハウスで過去にやらかしたのか??
って、こっちが心配になるくらいの対応の悪さ。
で、ライブも終わって、最後、事が起きました。
ベースの子がPAのオッサンにMDをもらいに行った時、、、
「ごめんねぇ、忘れてたよ。途中からしか録れてないや」
こんな対応ですよ?????
ベースの子も、「はぁ、、」っていう感じで受け取ったけど、
あとあとぼくらに「こんなのあんの??ありえなくない??」って。
まあ、そりゃそうだよね。
若いバンドで今っぽいバンドをやってるのが気に入らないのか、なんなのか知らないけど、
人がダメなライブハウスは絶対にやめておきましょう。
あくまでこれは、ぼくの体験の一例に過ぎませんが、
どんなバンドにでもフェアに対応できる人こそ、プロですよ。
それができない奴なんて、ただの負け組ですから。
環境が悪すぎるライブハウス
お客さんが来やすい場所じゃないと、結構大変です。
あまり聞かない駅が最寄り駅だったり、
駅から徒歩何十分とか、
道順を説明するのが極めて難しかったりとかw
もちろんそういう場所でも、バンドが観たければ来るのは当たり前なんですが、
あなたのバンドがそこまで影響力があるのか?っていうところを考えてみてください。
身内だけ呼ぶのが精一杯だったら、結構大変じゃないすか?
ですよね?
あとは、音ですね。
ライブハウスの内部の構造によっての話にもなるんですが、
いかんせん音が回って演奏するのが精一杯なライブハウスもあります。
あと、スピーカーやら機材やら、チープすぎてとてもライブハウスと言い難いようなハコも、
中にはあります。
さすがにそこはある程度揃えてよ!汗
っていうところですね。
ライブハウスと呼ぶからには、音の鳴りって重要です。
ぶっちゃけ、ライブハウスの音環境が良かったら、
ヘッタクソなバンドのライブでさえも、超カッコイイライブに化けさせることだって可能なのですw
今だと、お客さん目線で考えたら、分煙も必要なのかもしれませんね。
あと、クリンリネスが徹底されているところ。
これも重要だと思います。
音だけにこだわりすぎて、肝心のお客さんの利用というところにまで目が行き届かないハコも、
結構あります。
ぼくらはいいんですよ、出演者だから。
でも、観に来てくれるお客さんが、気持ちよく観たいじゃないですか。
じゃあ、清掃ができている環境の方がいいですよね?
汚いコンビニと綺麗なコンビニなら、どっち行きますか?
ってハナシです。
バンドをお客さんと勘違いしているライブハウス
これも重要です。
結局「人」ってことになってくるので、一番最初の部分とイコールになるかもなんですが、
バンドをお客さんとして見ているライブハウスは、バンドから金をいただいて売り上げを確保しようと考えてしまうんで、
バンドの成長がどうとか、そういう以前の問題だと思っています。
とはいっても、それはさすがにぼくの偏見かなと思ってます。
もちろん、こんな親切なライブハウスもあります。
成長もさせることで、どんなにノルマが未達なバンドでも、
「ここのライブハウスでやっていこう」って思ってもらえるように、
ちゃんとアドバイスをして、ちゃんと話も聞いてくれて、っていう。
でも、しっかり次回のライブのブッキングを確保して次回の売り上げを確定させ、
そのライブもノルマ未達なら、当たり前だけどきっちり徴収されるw
でも、池袋「A」にクソみたいなオッサンがブッキングマネージャーで、
同じようにアドバイスされても、全く刺さりませんよね。
こういうライブハウスに挑戦しよう
まあ、人気のライブハウスってのは、えてして何かが良いから人気なんです。
それは後述するような部分なのか、過去に有名なバンドが出演していたからなのか、
なんかしら、色々な要因が必ず存在します。
人が良いライブハウス
まあ、当然これです。
人が良くて、どんなバンドにもクソ親切に一生懸命に行動してくれるライブハウス。
あまり具体例は出したくなんですが、
個人的には、四谷のOUTBREAKというライブハウスは最強だと思ってます。
ぼくがmellowsgardenというバンドの時に散々お世話になったライブハウスです。
ここはとにかく人がいい。
どんなにダメなライブでも、しっかり叱ってくれて、的確なアドバイスをくれる。
動員が増えてきたら、自分のことのように喜んでくれる。
ちゃんと「バンド」のライブを聴いてくれて、ちゃんと評価してくれる。
動員がなくても、音楽が良かったら、ちゃんと評価してくれるってこと。
今はもう、超人気のライブハウスなんじゃないかな。
こういう人がいるライブハウスは、別に四谷じゃなくてもいいんですよ。
仮に、移転して渋谷になっても、新宿になっても、品川とかになっても、
バンドマンは必ず着いてきますよ。
だって、ライブハウスっていうより、そこにいる「人」が好きだからです。
こういうのが、一番大切だと思うんですよね。
四谷OUTBREAKだけをえこひいきするつもりはないんだけど、
事実、ここは本当に良いですよ。ぜひおすすめです。
多分結構敷居が高いことになってると思うけど、、、w
名前が有名なライブハウス
っていうと、ちょっとあれかもしれませんが、
名前が有名っていうのは、ぼくらバンドマン界隈で有名ってことじゃなく、
わりと一般的な人も「あぁ!聞いたことある!」ってなるくらいの知名度ってことです。
LOFT(ロフト)とか、屋根裏って言われたら、多分知っている人多いんじゃないかな。
これによるバンドマンのメリットって、単純にこれです。
みんなが知っている名前=有名なところでライブやってる=すごいバンドなのでは?!
っていう認識を与えることができるってことすね。
超絶に立地が良いライブハウス
駅から徒歩5分圏内とか、
新宿、渋谷、池袋、こういった誰でも頻繁に行ったことがある駅や、
電車の乗り換えが楽なところですね。
お客さんからすると、行き方がよくわかんないだけでライブに行くのを断念することが多いです。
あなたの身内を呼ぶにしたって、そういう経験ないですか?
あなた「ライブやるから来てください!」
お客さん「どこでやるんですか?」
ここで、新宿!とか池袋!とか、
お客さんにとって、自分の帰り道や、自分がよく行く行動範囲内の場所の場合は、
極めて来てくれる確率が上がります。
逆に、聞いたこともない、知ってるけどほとんど行かない、こういう場所でライブの誘いを受けたら、
なかなか行きにくいもんです。
ただ、あなたのバンドの猛烈なファンなら話は別ですからね?
そういうファンは、どこでやろうと来てくれます。
まあ、これこそが、「人」が良いライブハウスが移転してもバンドマンが着いてきてくれるのと
全く同じことなんですよね。
キャパが大きいライブハウス
大きなライブハウスになってくると、敷居が高いですよね。
あなたも、そういうところでやりたいけど、
「ノルマって高いんじゃないかなぁ、、」っていう不安が真っ先に来ません?w
ぼくは来ましたよw真っ先にww
でも、想像してください。
キャパが100〜200人くらいの一般的なライブハウスで、ノルマが4万。
これを月5回やるのと、
キャパ1000人規模の大きめのライブハウスでノルマが20万。
これを月1本やるのと。
仮に全額ノルマを払う前提だったとしても、圧倒的に後者の方が箔がつきますよね。
赤坂BLITZとかは収容人数がオールスタンディングで約1300人。
ぼくが吉祥寺市民なので吉祥寺のライブハウスで例えると、、、
吉祥寺シルバーエレファントというライブハウスは、オールスタンディングで約130人。
ほら!10倍!
まあ、経験がまだ少ないバンドだったら、
とにかくガンガンライブやる方がいいので、必ずしもこの限りとは言い切れませんが、、、。
しかし盲点としてこれだけは気をつけねばならないのが、、、
キャパ100人のライブハウスで10人呼べたとして、それを月5回。
キャパ1000人のライブハウスで、その5回分、つまり50人呼んだところで、
ライブハウスの動員スカスカ具合は計り知れません。
まあでも、100人キャパで10人か、、。
1000人キャパで50人、、
うーーーん、、、どっちもスカスカかwww
まあ、なんにせよ、大きいライブハウスでやる以上は、
かなりの覚悟を持って集客していかなければなりません。
仮に集客にしくじって、本当にスカスカなライブを繰り広げた日にゃあ、
もしかしたらもう出演させてもらえない可能性もあるし。。
まとめ
ライブハウスはライブハウスなりの主張があるはずです。
しかし、大して動員を集められないバンドが呼ぶ、身内のようなお客さんたちっていうのは、
ライブハウス事情とか全く知ったこっちゃなくて、自分の通いやすさや知名度、そのへんのモノサシでライブハウスに行くかどうかが決まってしまいますから。
そればっかりはライブハウスは全く悪くないのだが、世間はシビア。
そして何を買うかではなく、「誰から買うか」が重要な時代。
だから、シビアなだけに、人が良くないと二度目ってのは無いのです。
もっと、ライブハウスがクラブくらいに通いやすい環境になってほしいなぁと常々思うのです。
っていう内容を、「バンドの「お客様化」を止めればライブは100倍良くなる!」で書いてますので、
読み疲れていなければ、このまま読んでみてくれたらウレシイですd(ゝ∀・*)w
ではでは!
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