こんにちは!雷僧です。
タイトルの通り!
もう、この時代ミリオンセラーは生まれません。
えぇ?!じゃあおれたちバンドで食っていけないじゃん!!
なーんて悲観的になるような内容ではありません。
むしろ、逆です。
むろん、自分のバンドのCDがミリオンセラーになればウハウハものですが、、、
残念ながら、そこはちょっと諦めないといけないのですよ。。
では、なぜそんなことが言えるのか、ぼくなりに書いてみますね。
なぜミリオンセラーが生まれたのか?
ちょっと想像してください。
なぜあなたは、ミリオンヒットしたCDを買いましたか?
果たして、心の底からその曲、そのアーティスト、好きで買いましたか?
たぶん、いや、絶対NOのはずです。
なぜなら、時代の流行に取り残されたくないからです。
じゃあなぜそんな風に、時代の流行に乗ってしまったんだろうか??
それは、情報を発信するモノが限られていたからです。
ぼくが中学〜高校の頃、ミリオンヒットのCDが毎週のように出てましたよ。
その時、ぼくは流行になるべく乗っかった人間になっていたかったんで、
なるべくテレビや雑誌をよく見てよく読んでいました。
ラジオと新聞は、、、あんまり聞いたり読んだりしなかったかなぁ。。
んで、当時のぼくは、テレビのCMや雑誌の特集なんかを見て、
おぉーー!この歌手いいね!CD買わなきゃ!!
って、近所のCD屋さんに行ったのを覚えてますよ!
さぁ、ちょっと考えてみよう!
ぼくがそんな歌手のCDを買うことになったきっかけってなんだ??
テレビと雑誌の情報なんですよ。
つまるところ、マスメディアしか流行の情報を発信していなかったんです。
もっといってしまえば、
今これがアツイ!
って、情報を操作することができたんです。
何を言っているかわかりますかね??w
当時インターネットなんてものは存在していなかった。
だから、我々みたいな市民が何を見て今の流行を知ればいいのか?というと、
もうテレビ、雑誌、新聞、ラジオ、くらいなもんなんですよ。
この4強から発信される情報こそが、唯一であり、最強の情報なわけ。
だから、
今これが流行ってるぜ!って情報が流れれば、
人は、「なるほど!」と、食いついて、それを買ってしまってたんですよね。
まあ、情報操作というとちょっとあれだけど、
「売りたいもの」を国民に販売する方法が限られていただけに、売りたいものが簡単に売れるような広告を打つことができていた、ということですね!
そもそもCDが売れない
なんでCDが売れなくなったか?
色んな理由があると思いますが、
ダントツで、ぼくはこれです。
CDにお金を使わなくなったからです。
ぼくが学生時代で、ミリオンセラーがバンバン出ていた頃って、
ぼくらの小遣いの使い道の一つに、「CDを買う」という手段があったんです。
いついつにあのユニットのニューアルバムが出るから、その日までに3000円貯めとかなきゃ!
みたいなw
ネットが普及したからというのも十二分にあるんですが、
iTunesやYoutubeが超一般的になる以前から、CDはもはや売れなくなってましたでしょ?
だから、金の使い道が大きく変わったんです。
なぜそうなったかというと、、、
携帯(スマホ)の普及
はいきたー!
これですよw
ス マ ホ !
スマホが一般的になる以前からもCDはすこぶる売れなかったので、
スマホっていうよりは、携帯電話。
それが一人一台の時代になったからですね。
それによって、携帯内部だけでもコンテンツが大幅に増え、
遊びのアイテムが、遊びの手段がたくさん出てきたわけです。
つまり、若者の趣向が音楽だけに留まらなくなったって感じですね。
音楽聞いてるより、携帯で◯◯して遊んでた方が楽しいなww
っていう若者が増えましたよね。
携帯が一人一台になったことで、結果なにが起きるかというと、
毎月の携帯代という新たな出費が誕生するわけw
結果的にどうなったかというと、、、
テレビ、雑誌、ラジオ、新聞の4強による情報操作時代から、
携帯が一人一台になり、CD買う層の金の使い道が大きく変化。
しまいにはインターネットが生まれて、iTunesでも音楽を買えて、
さらにはYoutubeでほとんどの曲を視聴できてしまう。
結果、、、
個人個人の趣味趣向がバラッバラになっていったわけですよ。
でしょう??
だって、あなたがもし、好きな音楽ジャンルがあってさ、
じゃあ例えばそれがロックだったとしよう。
んで、
なんか新しいかっこいいロックってないかなぁ〜って思った時、
何をしますか?
どんな行動とりますか?
ググりませんか?w
ググった結果、自分の好みの音楽が見つかった!
でも、別に流行ってるか?と言われたら、全然そんなことはない。
けど、Youtubeでいつも聴けるし、また聴こう!
こうやってあなたは、自分で探した音楽を好きになれますよね?
こういうことなんですよ!!
あなたのバンドがすべきこと
ってことで、、、
もはやテレビや雑誌だけで流行を追いかける時代は完全に終わったわけです。
インターネットの超絶な普及によって、
個人が個人で情報を得られる時代になったわけです。
だから、個人個人の好みがどんどん強くなっていってるわけ。
そういう時代にあなたのバンドがするべきことは、
特定の個人に強烈に好きになってもらうことなんですよ。
個人個人の趣味趣向がバラバラとはいえ、
少なからず一致する人間は当然います。
上述の例えでいけば、ぼくだってロック好きだから、
ぼくがググって見つけた音楽と、例えであげた人の音楽が一致しているかもしれない。
そしてさらに強烈なものがありますよね?今の時代には。
SNSです。
これ、いってしまえば個人個人がメディアだということです。
大げさに聞こえるかもしれないけど、マジです。
じゃあ、個人が気に入った音楽を見つけて、誰かにも教えたい!っていう感情が生まれたら、、、
ツイートしますよね?
Facebookに投稿しますよね?
インスタにバンドの写真載せたくなりますよね?
こうやって拡散していくから、
特定の個人が強烈に好きになってくれれば、同じ穴のムジナは必ず存在していて、
その人たちにも強烈に刺さる音楽という評価を受けるわけ。
まとめ
このように、情報を発信するメディアが、
テレビ、雑誌、ラジオ、新聞の4強だけの時代から、
今や個人レベルでメディアが存在しているわけです。
そんな状況で、国民の流行を決めつけることなんて皆無。
だからこそ、逆に言えばあなたのバンドもやりかた次第ではいくらでもファンが増える可能性を秘めているってことですよ!
今もってテレビはまだまだ最強かもしれないが、
確実にネット>>テレビになってきている。
というか、映像という映像を見る時も、
たぶんYoutubeの方が頻度は高いはず。
時代の流れが早いということは、
流行の変化も早いということ。
音楽配信>>CDの時代。
そんな状況で、、、
あなたみたいなバンドマンが身銭を切りまくって自費でCD500枚とか制作する必要も価値もないです。
CDというものはもはやアーティストのグッズのひとつになり始めているんですよね。
これはこれで、ちょっと個人的には悲しいけどね。。
レコード屋に走って、貯めたお金でCD買って、ワクワクしながら家に帰って、
コンポにCDぶち込んで、音楽を聴く。
で、聴いた結果自分の想像以上だったのか、そうじゃなかったのか、とか、曲に対して感情が湧く。
こんなことを、今の若い人たちにも体験してほしかったなぁ〜とも思うんですよね。
ってことで、、、
あなたのバンドが広く聴かれますよに!
ではでは!
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