
HXstompを買おうかどうか迷ってる。
他にもGT-1000とか色々評判がいいマルチプロセッサーも出てるけど、どれがいいだろう?
というかHXstompでいいのか?
HXstomp XLや本家Helixじゃなくてもいいのか?
このへんを僕の経験から話します。
この記事を読むことで
- HXstompの良さ
- GT-1000より何が優れているか?
- HXstompを買えば問題ない根拠
これらが理解できます!
僕はマルチエフェクター系には
- 歪みの音が悪い
- スイッチングの切り替えが甘い
この2点がずっと気になっていてあまり良い印象を持てず、普段は足元のボードはコンパクト群を並べるタイプでした。
HXstompを導入した経緯は、簡単に話すとライブの日にPAさんと音作りについて色々話し、そこでマルチプロセッサーという存在を勧められた…という感じですね。



時間がある人は動画も見てみてね!
元々PAさんに勧められたのはBOSSのGT-1000。
ですが色々調べまくったり友人からGT-1000を借りて使わせてもらったりした結果、HXstompを選びました。



なぜGT-1000にしなかったのか?は、後ほど話します。
では、さっそくレビューをします!
結論:HX stomp買っておけばマジで10年は余裕でいける


HXstompさえあればあらゆる音色も最高品質で作れてしまうので、コレに慣れちゃうと普段のコンパクトエフェクターや実際のアンプが使いこなせなくなるのではないだろうか・・・??(汗)
そういう不安が出ました。
誇張抜きでそのくらい音がイイです。
このクオリティでこのサイズ感、この価格帯は本当にイイ時代になったもんだと本気で思います。
その結果、こうなりました。



実際に僕が今まで使ってきたボードを紹介します。
↓


こんな感じです。
- チューナー
- 歪み系:メインの歪み、ソロ用の歪み、クランチ用OD
- 空間系:フェイザー、トレモロ、ディレイ
- ペダル:ワウペダル、ボリュームペダル、ワーミーペダル
これらすべてコンパクトでループスイッチャーに組み込んで音を作っていました。
で・・・・・
HXstompを購入して音を作っていった結果、現在の足元のボードは以下です。


すごくない?!笑
超スッキリ!!!
今までのコンパクトエフェクター全員が二軍落ちしました。笑
正直に言えば、歪みのBLACK STARやディレイのDD20なんかはかなり気に入っていて本当は使ってもよかったんだけど、HXstomp内の音作りでほぼほぼ同じくらいのクオリティを再現できてしまったので、持ち運びの際のボードの重さや、シンプルさなんかも考慮した結果、こうなりました。。
理由1:個人的に最高なのが単体で持ち運べる手軽さ
足元のボードをガッチリ作り込んでしまうと、ゲネプロみたいなリハじゃなく普段の何気ないリハーサルの時はいちいちボードを運ぶのが大変なのです。
そのため、別の簡易的なボードだったりiPhoneやiPadをエフェクターにできるAmpliTube CSみたいなのをリハに持っていくことって多いと思います。
(ちなみに僕はAmpliTubeを使っていました)
ですが・・・!!
↓これを見て!!


予めHXstompとフットスイッチだけ取り外せるようにボードを組み込むことで、リハの状況に応じてボードごと持っていくかHXstompだけギターバッグにブチ込んで行くか選べるんです!!
個人的にこれがめちゃくちゃありがたくて・・・(泣)
今までは総重量20kg以上は絶対あったであろうボード。
そんなものを引っ提げて夜の満員電車に乗るなんて自殺行為です。



20代前半の頃、忘れもしない22時あたりの中央線下りの快速電車でリハから帰っている時、満員電車の中でボードが何かにぶつかって中身を全部ぶち撒けて大ひんしゅくを買ったことが・・・。
とにかくデカい上に重いボードを持って電車でリハに行くにはかなり勇気が必要なのです。
しかしHXstomp1台あれば、ライブ本番とまったく同じ音色を場所を問わず持ち運べる!!!!
コレ、、、マジのマジで最高です。
ちなみにHXstompをボードに組み込む方法も記事にしてありますので合わせて参考にしてみてね!
↓
理由2:GT-1000ではなくHXstompを選んだ理由は抜群のUI(操作性)
僕がマルチエフェクターが嫌いだった理由の1つとして、操作性が悪いこと。
BOSS製品は昔から大好きなんだけど、マルチエフェクターのGT-3を買ったときの感想が以下。
- 小さい液晶画面内で色々やらなきゃならなくて見づらい
- ツマミはいいんだけど画面がカラーじゃないしわかりづらい
- 当たり前だけどほとんど英語表記なのでやってることが正しいかわからないことが・・・(泣)
で・・・!
友人にGT-1000を借りて試奏させてもらった時も正直同じ感想を持ちました。
しかし音が抜群にイイ。
元々入ってるプリセットを選び始めて2〜3個めのディストーションを聴いた瞬間に「コレだ!!」的な感動が。。
しかし、操作性の悪さが相変わらずで、そっちの方が音の良さより勝ってしまったというのが一番の感想。
実際にGT-1000の画像を見てみてください。


液晶の文字のフォーマットというか、ディスプレイのベースとなるものが、27年前に発売されたGT-3の時の画面とさほど変わらないんです。
- とにかく英語の上文字が見づらい
- カラーじゃないから直感的に動かしにくい
この2点が本当にストレスなんです。笑
音作りって結構時間かけてガッツリ作り込むんだけど、そんな時に操作でいちいちストレスを感じてるとマジで倍以上の時間を取られます。



音はHX stompと引けを取らない良さなのに、操作性が悪いのは本当にストレスなんですよ(泣)
特にAmpliTube CSを使っていたからなおさらGT-1000の操作性に不満が。
一方HXstompは、PC上でエフェクトを選んだりツマミをいじったり、配置を変えたり、何でもできちゃうんです。
実際にHXstompをPC上で動かしてる動画を用意したのでぜひ見てみてください!
見て分かる通り、
- カラーで見やすい
(コレ何気に相当重要だと思う) - エフェクトブロックをマウスで自由に動かせる
(GT-1000だと、ツマミを押し込みながら回す…みたいな小技が必要) - とにかく視覚的にもわかりやすいのがいい。
もちろんHXstomp実機もカラーです。
また、DTMや動画編集などなどPCを扱うことに慣れている人にとっては動画のように「PCで音を作れる」という環境はかなり重要かと。
(GT-1000を借りた時、小さい機材とにらめっこしながら音を作るのが思いの外疲れたのもデカい。)



個人的にはPCでの操作のほうが楽ですが、実機だけでも十二分にUIは優れていると感じました。
理由3:今もなおアップデートされ続ける
HX stompの本家は言わずもがな「HELIX」ですね!これはもう今やLine6社のド定番アイテムと言える逸材。
そんなHELIXは2015年に発売されてからも未だに内部に入ってる音のプリセットが日々更新されていくんです。
つまり、「これからもHELIXを使い続けてくれて大丈夫だよ!」と言っているのと同じです。
(だってアプデ終了したら新しい機材を発売してそっちを買わせようとするのが会社としては当たり前でしょう?)
で…だ!
HX stompはコンパクトでありながらも肝心の音自体はHELIXと同じ音が入っているんです。
つまりHX stompも未だにアップデートされ続けているということ。
例えば最近自分が体験した嬉しいアプデは3.6.0でEVHのアンプが導入された点です。



僕自身EVHのヘッドアンプを持っているので、同じ音をHX stomp単体で出せるのはリハーサルの時にとてつもなく便利なのです。
2015年からもう10年が経ってる今もなおアップデートされ続けるのは、Line6社自体がHELIXシリーズを推し続けている何よりの証拠です!
そんな逸材が6〜7万円で、しかもこんなコンパクトで使い続けられるのは個人的にはもうこれ以上余計なエフェクターを使う必要性がほとんど見当たらない。
そのくらい最強です!
まとめ:HXstomp一台あれば十分。XLも本家Helixもなくていい!
以上、正直HXstompに慣れすぎてしまってコンパクトだけのボードを組み込む方法を忘れてしまわないか?
コンパクトエフェクターだけでいい音を作れなくなってしまわないか?
たぶんライブもRETURN挿しかLINEで直接PA卓に送ることになるので、アンプの鳴りの感動を忘れてしまわないか?
こういう不安があるのは正直マジであります。笑
そのくらい最高です。
また、他の人が懸念しているであろう「HXstomp XLのほうがいいかな?」「本家Helixのほうがいいかな?」
こういう疑問ですが、僕が買って経験した感想として「コンパクトだからこそいい」というのがガチの本音。
というのも、、
やっぱギタリストなら足元は色々コンパクトを詰め込んだカッコいいボードって憧れると思うし、事実その方が音は良いんですよ。
そうなると、HXstomp XLや本家Helixを使ってしまうと、見た目が完全にマルチエフェクターそのものなんですよね・・笑
サウンド面においても操作性においても、HXstomp一台で今までのボードと同等の使いやすさを得られているので、もし上記3つの中から選ぶんなら、あえてHXstompでいいと思います!
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