音楽業界ってマジで接客水準がヤバイ。
圧倒的にヤバイ、クソすぎる。
何を食ったらこんなクズ運営ができるんだよっていうくらい、ヤバイ。
✔️この記事の内容
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過去に、友人が全パート自分らだけでLUNA SEAの「弾いてみた」を作りたい!
ってことで、定期的にスタジオに行っては動画を撮っていた。
ある日、なぜ?ということが起こったのでツイートしました。
↓ ↓
「あぁ??」と思った瞬間。
こんなことは事前にやっとけよ。
一番ダメなのは「お手数かけてすみませんでした」の簡単な謝罪ができないこと。 pic.twitter.com/gcaSYMgIRl— らいぞう/ソロは1音チョーキングを顔で弾く。 (@raizo0107) January 23, 2018
ちなみにここのスタジオです。
なんでここを使ったかというと、ぼくが前任の店長だったから。
かつ、リングスの相方が未だにスタッフとして活動しているため、少し安価でレンタルできる。
そのため、このスタジオを使わせていただいた。
ちなみに・・・
✔️このスタジオのスタッフの勤務条件
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つまりスタッフには時給が発生していない。
言い方を変えればボランティアなワケ。
「お金の責任が問われない」んです。
(いや、本当は十分に問われるんですよ?!)
この人件費の抑え方は相互にWINWINであるため、非常に有効。
しかし、こうしたことで発生するのが「責任感」の欠如。
それも圧倒的な欠如だ。
このツイートした事件が起きた日、
まあ面白いくらいに色々なことがあった。
この件を元に、もっと音楽業界が良いものになっていければと思ってます。
30%くらいはムカついたから暴露ですが、
70%くらいはこういうスタジオの接客が壊滅して欲しくて書いています。
開店時間に店員がいない
行っても店員が来てないのよ??
マジでビビりました。
当日僕らは12時〜14時で予約を入れた。
したがって11時50分には我々はスタジオに到着。
すると、なんとスタッフがいない。
たまたま友人がスタッフをしているから中に入れたものの、普通ならまずありえない。
アリエールよりもありえない。
想像してみてください。
あなたがスーパーに行ったら、店員がいないんです。
っていうかまず店に入れない。
わかります??
この「どうしちまったんだ」感。
結局、この日の担当のスタッフが到着したのがなんと12時・・・。
しかもスタッフが2人いたんです。
言うなれば2人ともこの時間に来ているんです。
そこで遅れてやってきた店員がとった行動がコレ。
遅れたことへの謝罪も無く、
何事もなかったかのようにスタジオの開店作業を始めている。
挙げ句の果てには相方と楽しげに談笑しだす。
「遅くなってすみません!」
これが真っ先にお客様に言えないとおかしいと思うんだわ。
ここで言いたのが、挨拶、謝罪、というものができない。
そして開店前にいなきゃいけないのに、いない。
たぶん、このスタッフも普段は普通に仕事しているはずなんだ。
だってスタジオでの時給は0円。だから他に仕事してなきゃおかしい。
しかし、「お金による責任感」が薄れまくるため、普通にこういうことができちゃう。
お客様用のロビーにスタッフのカバンと楽器が置かれる
この2名のどっちの物なのかは知らんが、
ぼくらがスタジオ練習を終えて帰る段階まで、
お客様が使うロビーに置かれたソファーの上に
私物のカバンやら何やらを終始置きっぱなしだった。
なんだ??
ここ、お前らの部屋なの??
って、マジで思いました。
スタジオ都合による機材運搬による時間ロス
ここのスタジオは、A〜Cスタジオの全部で3部屋。
ぼくらはAスタジオで練習していました。
この日は、14時から隣のBスタジオでレコーディングがあったらしい。
僕たちがスタジオを使っている時、
この店長アルツハイマーなのか?
そんなもの事前にわかってるんだから事前に準備しておけ。
そもそも常日頃からメンテくらいしとけよ。
まあ、Aスタにいたのが相方=スタッフだから平気でこんなこと言ってきたわけで。
とか言われたって、もしこっちが14時以降に別の予定が入ってたらどうするつもりだったの??
きっと、「お金はいただきません」「次回1時間サービスします」とか言うんでしょうけど、お客様からすれば、「その日のその時間」が大切なんだよね。
✔️レコーディングの準備は基本は予約時間内から行われる。
レコーディングはスタジオの「普通の練習」よりも時間も手間もお金も何倍もかかる作業。
ちょっとした軽率な判断、過信がのちのち致命傷を与える結果を及ぼすもの。
そのくらい、レコーディングの準備には時間がかかるのです。
もっといえば、そんな準備時間も含めてレコーディングなのだ。
まれに勘違いした人がいるんだけど、
マイクセッティングとか、DAWソフトやその他機材の準備とか、
そういうものを全て事前に済ませておけというご意見を投げてくる人がいる。これは違う。
しかし今回のドラムセット交換はダメ。
違い、わかります??
例えば、レコーディングを予約した時間が昼の14時から18時とかであれば、スタジオ側は14時からレコーディング準備を始めることがほとんどなのだ。
まあ・・・準備するスピードがあまりに遅かったら怒っていい。
そして今回のように他のお客様に迷惑がかかる準備も怒っていい。
だって、ドラムセットを取り替えるのはスタジオの都合です。
急にドラムがダメになるなんてことは基本的にはない。
それは日頃のメンテ不足なだけ。
だから、スタジオ都合で関係ないお客様の時間を奪うことは絶対ダメです。
そしてこのレコーディングの予約を受けた人間も、
おそらく前日の段階でスケジュールも確認して、
「スタッフのスタジオ利用だから問題無いだろう」という判断をしたはず。
だから、何かあってもなんとかなるかも・・・という軽率な判断だろう。
で、いざ当日ドラムセットを触ってみたら、
どうも音の鳴りが悪いのか、機材が調子悪いのか、
ドラムセットそのものを取り替える必要がある。
取り替えないと、良い音でレコーディングできないと判断したのでしょう。
これは、ドラムを取り替えるという選択肢は大正解。
しかし、別のスタジオでもいいわけですよ。
ちなみに12〜14時でもう1部屋のCスタジオは、全く関係ないお客様が利用されていた。
おそらくそこにはスタジオに入って交換していいか?ということを聞いてないんですよ。
きっと怒られるのが怖いのでしょう。
真っ向から「友人だから」「スタッフだから」という
意味不明な理由で我々の時間を使われたわけ。
「おいおいらいぞうさんや、ちょっとくらいいいじゃねぇか!」
って思った人もいるだろう。
正直、いいんです。
別に構わないんですよ、たかだか15分、20分くらい。
「挨拶」と「お礼」と「謝罪」があれば。
それが無いのが音楽業界。
もっともダメなのは次ですよ。
当事者がいるのに新人スタッフに言わせる店長。
そしてその後のお礼と謝罪をしない店長。
マジかよ、今まで何を食って生きてきたらこうなるんだよ。
どのツラ下げて店長とか言っちゃってんだよ。
・・・っていうレベルの話です。
ちなみに今回は、相方がM店長と話して、その分時間を延長していただくという話で落ち着きました。
しかし、一向にこの「M」という店長からお礼の言葉も謝罪の言葉もない。
これがこの日の最もダメな事件です。
だって、この人が店舗責任者なんだもん。
✔️店舗責任者の役割
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「店長」って、名前だけじゃない。
そのお店で起きたことは全て店長の責任である。
思いの外、重圧はハンパない。
当然、指導したスタッフのミスは、店長の責任。
✔️この「M店長」の何がいけなかったか?
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この2点でしょう。
音楽業界って基本的な接客スキルが皆無
あなたも想像してみてください。
ドラムセットの取り替えをお願いした当事者であり、
レコーディングエンジニアであり、スタジオの「店長」であるM氏は、
当然ながらレコーディングでスタジオに来ているわけ。
なら、一連の運搬作業が終わったら、
その本人がお礼と謝罪がなきゃいけないわけ。
だって、Mの判断でドラムセットを入れ替えたわけだ。
しかも、エンジニアは同一人物だ。
しかも、店長だ。
「お時間手間取らせてすみませんでした!」
「移動させてくれてありがとうございます!」
普通に出てこなきゃおかしい。
NOAHみたいな大手のスタジオは
ここが完璧にできている。
音楽業界が接客水準が低い理由
これは、こういう流れだからです。
基本的に、技術>接客という業種だから。
そして、そういう人間たちが今度はスタジオを「経営」し出す。
すると、当たり前だが接客の根本的なところを知らない人間がスタジオを経営することになる。
すなわち、働くスタッフも本当の接客ができない、忘れてしまう、そういう環境が生まれるという悪循環ですな。
逆に言えば、
一般的な小売業や飲食、その類の経営者が作ったスタジオの場合、
接客水準は鼻一つ抜け出すことになる。
技術が高い奴がエライ的風習
なんかね、こういう一連の流れを書いてて思ったのよ。
音楽業界って、例えばレコーディングに関していえば
「エンジニアの知識」がある奴が一番偉いみたいな風習があるんですよ。
もちろんそれが無いとダメな業界です。
接客がクソほど良くても、技術がなかったら生き残れない。
だから接客よりも技術を高めなきゃいけないのは当たり前。
偉くなっていく人間はえてして技術も相応に高くなければならないのは紛れもない事実だ。
しかし・・・!!だよ。
レコーディングをして、それで対価としてお金をいただくんだから、どんな相手にでも敬意を払う。
これが最低限できなきゃおかしいのよ。
っていうか、こんなん当たり前なんだよね。
だって、商売だもん。
ボーカリストも
ギタリストも
ベーシストも
ドラマーも
レコーディングエンジニアも
商売なんだよ!
どんな相手であろうと敬意を表せて初めて、商売が成り立つ。
この根本が、決定的に欠如している。
特に今回のスタジオの一件は凄まじい。
ある種、目を見張るものがある。
なんでこんなことになるかというと、普通の買い物とはちょっと違う商売だから。
CDとかは有形だけど、そういうことじゃなくって、無形価値=技術を提供して、お金をいただくから。
エンジニアはそうですよね?
で、その人に技術があるから、その人にお願いする。
その人以外だと、クオリティが落ちる。
こういう流れをわかってるんだ。
だから踏ん反り返る奴が現れる。
なーんかさ、スキルさえあれば
「おれ、すげぇから!!」みたいな態度の奴、多すぎません???
本当に技術も実績もすごい人って、やっぱり謙虚ですよ。
YOSHIKIさんとか、もろそうじゃないか。
✔️昔の僕の実体験をお話しします。
ぼくがまだバンド始めたての19歳とか。
音楽のことを全くわかっていない時、スタジオの店員から結構上から目線でガンガン言われたのを覚えてます。
怒られないにしても、なぜか圧倒的な上下関係が出来上がっていたのを覚えている。
なぜだろうか??
べつに、なにか悪いことをしたワケじゃないのよ。
なーんもしてないの(笑)
でも、明らかに音楽初心者のクソガキがスタジオにやってきていること自体が、当時のスタジオのにーちゃんからすれば、なんとなくシャクに障ったのだろう。
「おめぇみたいな奴が偉そうにうちのスタジオ使ってんじゃねぇよ」的な目をしてるワケよ(笑)
「おれ何か悪いことしたっけ??」って思う瞬間がたびたび。。
当時は、「あ、おれが無知だから、何かいらんことやったんかな?
まあ、怒られるのもしょうがないか・・。」
こんなことがよくありました。
当時はそういうもんか?って思ってたんだけどさ、
いざ社会人になって店長とか管理職とか経験して、こういうことを目の当たりにされると、
音楽業界って根本的な接客水準が無いのが一目瞭然だった。
まとめ
音楽業界も、お客様と対面して商売をすることがほとんどなのです。
しかし、ちょっと特殊で、それは上述した通りで、1つのものをお客様と一緒に作ることが多いから。
レコーディング、ライブ、どれもミュージシャンと裏方は同等に技術を要するため、お互いが感謝し合う関係性になる。
つまり、お客様=共同制作者みたいなスタンスになってくる。
コンビニの店員とお客様、みたいな関係図にはならないことが多いのです。
だから、普通のお客様に対する接し方が学べていないワケ。
ちなみにコンビニの店員とお客様という関係図が成り立つときは、まさしく今回のようなスタジオレンタルみたいな仕事です。
そういう時に、今回ぼくがスタジオで味わったようなことが起きる。
「挨拶、謝罪、お礼」ができない人にぶち当たったこと。
そして、「責任者がちゃんと出てきて誠意を見せる」ことができなかったこと。
正直今回のスタジオのスタッフの諸々はヒド過ぎて論外中の論外。
でもこれが、商売の基本中の基本。
音楽業界の仕事が特殊だし、そういう意味でやりがいもあるし、何より楽しい。
でも、こういう「ただの店員とお客の関係」のときこそ、本当に接客が上手い人間だったら、それだけでスタジオは人気になるんですよね。
ではでは!
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